微生物の分化誘発機構の解明(210)
微生物の分化誘発機構の解明(210)
課題番号 | 1995003841 | ||
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研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) | ||
研究期間 | 継H03〜H07 | ||
年度 | 1995 | ||
研究問題 | 生物変換機能の解明及び利用 | ||
大課題 | 食品の開発に係わる生物機能の利用 | ||
中課題 | 生体高分子機能の解明 | ||
小課題 | 微生物の分化誘発機構の解明(210) | ||
摘要 | 5年度までに、放線菌Streptomyces coelicolorにおいて、ADP−リボシトランスフェラーゼの特異的阻害剤耐性変異株を用いた解析により、ADP−リボシル化が形態分化に関与することを明らかにした。そこで、6年度はStreptomyces griseusのaba mutantの変異を回復させる遺伝子のクローニングを行った。ショットガン法により親株の染色体DNAを用いて変異株を形質転換し、形態分化能を回復したクローンを検索した。約13万クローンについて調べたところ10クローンが分化能を回復した。得られたクローンは制限酵素解析の結果、すべて重複したDNAであると考えられた。また、本クローンは形態分化が回復するばかりでなく、ストレプトマイシン生産をも回復することがわかった。これらのことから、得られた遺伝子は、形態分化、二次代謝の両者を制御する重要な遺伝子ではないかと考えている。7年度は、全塩基配列の決定および生理学的研究により本遺伝子の役割を解明していく予定である。 | ||
研究分担 | 生物機能・変換機能研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049299 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |