塩ストレスにおける液胞膜ピロホスファターゼの役割(242)
課題番号 | 1995003874 |
研究機関名 | 食品総合研究所(食総研) |
研究期間 | 完H04〜H06 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 生物変換機能の解明及び利用 |
大課題 | 食品の開発に係わる生物機能の利用 |
中課題 | 細胞機能の解明及び改変 |
小課題 | 塩ストレスにおける液胞膜ピロホスファターゼの役割(242) |
摘要 | 細胞質・液胞間のイオン輸送に関与している液胞膜ピロホスファターゼ(PPase)の塩ストレスに対する機能を明らかにすることを目的として研究を行った。4年度には、ヤエナリの細胞質内と液胞内pHならびにプロトン輸送能を測定した結果から、塩ストレスにより液胞膜PPaseが阻害され、液胞から細胞質にプロトンが流出し、細胞質のpHが低下することが示された。5年度は、イネにおけるPPi依存のプロトン輸送が塩ストレスによって阻害を受けるが、阻害の程度は品種によって差異があることを明らかにした。6年度は、塩ストレスに対して感受性の異なる日本晴とボロとではPPaseアイソマーの発現パターンに差異のあることを明らかにした。このことはアイソマー間で生理的機能に何らかの違いがある可能性を示唆している。 |
研究分担 | 生物機能・分子情報研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049332 |
収録データベース | 研究課題データベース |