草地生態系における亜酸化窒素の発生及び吸収現象の解明(30)
課題番号 | 1995001036 |
研究機関名 | 草地試験場(草地試) |
研究期間 | 継H05〜H08 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 草地生態系の解明と制御法の開発 |
大課題 | 草地生態系における環境保全機能の評価及び地球環境問題の解明 |
中課題 | 草地農業における地球環境問題の解明と評価 |
小課題 | 草地生態系における亜酸化窒素の発生及び吸収現象の解明(30) |
摘要 | 液状きゅう肥の施用時に硝化抑制剤(チオ尿素)を添加して亜酸化窒素(N2O)の放出に及ぼす影響を検討した。N2O放出量は無添加の場合に比べて、土中施用で64%、表面施用で42%削減できた。土壌中のアンモニア態窒素及び硝酸態窒素の測定からN2Oの放出の抑制は硝化由来のN2Oが減少したためであると推察された。液状きゅう肥の6月施用に比べて11月施用ではN2O放出の期間は長くなったが、放出総量は少なくなった。一方、メタン放出量は逆に多くなった。これは地温の低下(測定期間中の平均地温、6月:18.8℃、11月:7.1℃)による微生物活性の低下が原因であると考えられた。 |
研究分担 | 環境・土肥1研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049366 |
収録データベース | 研究課題データベース |