トールフェスク・イタリアンライグラス雑種作出のための両親系統の組織培養利用技術(87)
課題番号 | 1995001089 |
研究機関名 | 草地試験場(草地試) |
研究期間 | 完H01〜H06 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 飼料作物等品種の育成 |
大課題 | 育種法の確立と新育種素材の開発 |
中課題 | バイオテクノロジー利用による育種法の開発 |
小課題 | トールフェスク・イタリアンライグラス雑種作出のための両親系統の組織培養利用技術(87) |
摘要 | トールフェスクと雄性不稔イタリアンライグラス間のF1雑種の直接利用のために、組織培養を利用して細胞質雄性不稔イタリアンライグラスが増殖可能であるか検討した。その結果、細胞質雄性不稔イタリアンライグラス系統は茎頂から容易にカルスが誘導でき、カルスからの再分化率はほぼ90%の高率を示し、正常イタリアンライグラスと比較して劣ることはなかった。また細胞質雄性不稔由来の再分化植物は完全雄性不稔であり、その不稔性は培養を経ても完全に維持されていた。また、その他の形質にも実用上問題となる変異がみられなかった。これらのことから、今後、雄性不稔イタリアンライグラスの増殖の一手法として組織培養が利用可能であると考えられた。 |
研究分担 | 育種・育種工学研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049419 |
収録データベース | 研究課題データベース |