放射線照射による粗飼料等の流通化のための品質保持・向上技術の開発(159)

放射線照射による粗飼料等の流通化のための品質保持・向上技術の開発(159)

課題番号1995001157
研究機関名草地試験場(草地試)
研究期間継H06〜H10
年度1995
研究問題飼料の調製・貯蔵・評価技術及び家畜の生産性向上技術の確立
大課題粗飼料調製・貯蔵・給与作業の効率化及び流通化技術の開発
中課題粗飼料の流通化技術の開発
小課題放射線照射による粗飼料等の流通化のための品質保持・向上技術の開発(159)
摘要小型実験サイロ(パウチサイロ)に各種の材料草(オーチャードグラス、アルファルファ、トウモロコシ、ソルガム)を詰め、γ線を照射して保存し、生起する種々の変化を解明して飼料品質向上の可能性を調べた。照射施設(原研・高崎)へ搬入するまでは試料を冷蔵しておき、植物酵素による自己消化や微生物による発酵が生じないようにした。照射直後、定温貯蔵1ヵ月および3ヵ月後に開封して化学的変化や微生物学的変化を調べた。微生物相は吸収線量の影響が大きく、0.5−2.0kGyで好気性細菌が急激に減少するが乳酸菌はあまり減少しない。2.0−8.0kGyの照射で乳酸菌が急激に減少する。さらに吸収線量が増大すると、嫌気性芽胞菌、カビ、酵母等、すべての微生物が著減する傾向がみられた。これに対応して乳酸脱水素酵素の活性、サイレージの発酵品質などにも変化がみられ、4.0kGy程度までの線量では良好なサイレージ発酵が生じて乳酸の蓄積がみられた。16kGy程度照射すると微生物による発酵が生じ難くなり、材料草がそのまま保持されている状況にあった。γ線照射による飼料品質の向上は可能であると考えられた。
研究分担育種生産利用生態・育種化学研家畜生態研粗飼料研調製貯蔵研乳牛飼養研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049487
収録データベース研究課題データベース

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