ルーメン内菌体蛋白質合成効率向上のための粗飼料評価手法の開発(164)
課題番号 | 1995001161 |
研究機関名 | 草地試験場(草地試) |
研究期間 | 継H06〜H11 |
年度 | 1995 |
研究問題 | 飼料の調製・貯蔵・評価技術及び家畜の生産性向上技術の確立 |
大課題 | 粗飼料の品質評価技術及び効率的利用による飼養技術の確立 |
中課題 | 粗飼料の諸特性の解明及び品質評価法の確立 |
小課題 | ルーメン内菌体蛋白質合成効率向上のための粗飼料評価手法の開発(164) |
摘要 | 飼料中の粗蛋白質等がルーメン内でどれだけ溶解するか、それがどれだけ菌体蛋白質に合成されるかを個々の飼料について表示する技術を開発することを目的とする。6年度は、種々の飼料を酵素液で培養し、粗蛋白質、グルコースおよび還元糖の出現量を経時的に測定し、それらの溶出パターンにもとづいて飼料の分解特性を示すことが可能かどうか検討した。種々の混合酵素液を供試した結果、アミラーゼ、デナチームAP及びセルラーゼの3種混合液が最適とみなされた。この酵素液で飼料を1、2、4、8及び16時間培養し、液中に溶出してきた粗蛋白質、グルコースおよび還元糖の量を測定した結果、それらの出現量に非線形回帰式y(t)=a+b(1−e−ct)をあてはめて、パラメーターa、b、cを計算することが可能であった。得られたパラメーターの値は、従来、牛を供試して得られた(in situ法)値に近似しており、本法は簡易な実験室法として有望なものとみなされた。 |
研究分担 | 生産利用・粗飼料研 |
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049491 |
収録データベース | 研究課題データベース |