土壌構造の変化機構の解明(25)
土壌構造の変化機構の解明(25)
課題番号 | 1995000594 | ||
---|---|---|---|
研究機関名 | 農業環境技術研究所(農環研) | ||
研究期間 | 完H03〜H06 | ||
年度 | 1995 | ||
研究問題 | 農業環境資源の賦存量の把握及び特性の解明と機能の評価 | ||
大課題 | 土壌・水・気候資源の特性の解明と機能の評価 | ||
中課題 | 土壌・気候資源の物理的特性の解明と機能の評価 | ||
小課題 | 土壌構造の変化機構の解明(25) | ||
摘要 | 力学的視点からは、農耕地土壌の構造悪化は、体積変化あるいは間隙比の減少よりも、せん断力による間隙水圧の変化を伴う粒団あるいはかさ全体の塑性変形が支配的であった。収縮性土壌では、乾燥が保水性に対して圧縮と類似した効果を持つとともに、収縮しやすい土壌はど圧縮による物理性の悪化が生じやすかった。ガス拡散係数は、圧縮により孔隙径分布が変化しやすい土壌ほど低下が著しいが、粗孔隙の消失もガス拡散に大きな影響を与えた。傾斜角度が30度以上になると、植物根の土中への侵入が妨げられた。農耕地土壌の構造破壊・物理性悪化を防止するための土壌条件として、今後はせん断抵抗性と収縮性のデータの蓄積が必要とされる。 | ||
研究分担 | 環境資源・土壌物理研 | ||
パーマリンク | https://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049552 | ||
収録データベース | 研究課題データベース |