土壌中の物質代謝速度と土壌環境要因との関係(145)

土壌中の物質代謝速度と土壌環境要因との関係(145)

課題番号1995000718
研究機関名農業環境技術研究所(農環研)
研究期間完H03〜H06
年度1995
研究問題農業生態系の構成要素の動態・相互作用の解明と制御技術の開発
大課題物質循環及びエネルギー動態の解明と制御技術の開発
中課題物質循環とエネルギーフローの制御技術の開発
小課題土壌中の物質代謝速度と土壌環境要因との関係(145)
摘要土壌に有機態窒素として米ぬかを施用した場合、トウモロコシと比較して、イネ(陸稲)がこの有機態窒素を吸収する能力の高いことが明らかになった。この能力を解析するため、C/N比が約20になるように米ぬかと稲わらを施用した土壌にイネおよびトウモロコシを栽培(80日間)し、栽培跡地土壌中に含まれる有機態窒素について、1規定硫酸可溶性のアミノ態窒素を測定した。その結果、イネ栽培区ではトウモロコシあるいは無作付区よりもアミノ態窒素濃度は低く、イネがこの形態の窒素を吸収していることが示唆された。米ぬかを構成する主要なアミノ酸のうち、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンを窒素源として、水耕条件(抗生物質を添加して微生物の繁殖を抑制した)下で吸収させたところ、イネの吸収活性はトウモロコシよりも高かった。以上の結果、イネがトウモロコシよりも米ぬか有機態窒素の吸収能力が高いのは、土壌中でタンパク質からアミノ酸への分解過程において放出される比較的低分子の有機態窒素を吸収できる能力に優れていることが要因であろうと推察した。
研究分担環境資源・土壌生化研
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030049676
収録データベース研究課題データベース

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