光合成測定装置による植物の生産性診断技術の開発(66)

光合成測定装置による植物の生産性診断技術の開発(66)

課題番号52
研究機関名農業研究センター
研究期間完10〜12
年度2000
研究問題低コスト・高位安定水田農業の確立
大課題水稲の複合抵抗性・直播適性新品種の育成及び栽培技術の開発
中課題低コスト栽培水稲における出芽・苗立生理の解明及び安定生産技術の開発
小課題光合成測定装置による植物の生産性診断技術の開発(66)
摘要作物の光合成機能の簡易高精度診断技術を開発するため、内外稲12品種を用いてクロロフィル蛍光反応および蒸散機能のパラメーターと光合成機能との関係を解析した。まず、水稲葉身のクロロフィル蛍光反応の測定条件を検討し、安定した蛍光反応測定法を確立した。この方法を用いて登熟期における内外稲12品種の蛍光反応のクエンチング分析を行ったところ、インド稲は日本稲と比較して、また上位葉は下位葉と比較して最大量子収率および量子収率効果が大きい傾向が認められた。また、これらの蛍光パラメーターから算出した電子伝達速度と光合成速度との間に有意な正の相関関係が認められた。一方、蒸散機能のパラメーターと光合成機能との関係を解析したところ、同一品種の場合には気孔伝導度と光合成速度との間に密接な関係が認められたが、内外稲12品種を込みにした場合には両者の間に有意な関係は認められなかった。さらに、クロロフィル蛍光反応と蒸散機能のパラメーターを組み合わせて光合成機能との関係を解析したが、いずれも光合成速度との相関係数が電子伝達速度あるいは気孔伝導度のそれを越えることはなかった。クロロフィル蛍光反応と蒸散機能のパラメーターを用いた光合成機能の高精度診断技術の開発については今後の経常研究の中で検討を継続する。
研究分担生理品質・稲栽生理研
REC-IDS19980025
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030084480
収録データベース研究課題データベース

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