b 消費動向に対応したスギ材等林産物の高度利用技術の開発

b 消費動向に対応したスギ材等林産物の高度利用技術の開発

課題番号2006008659
研究機関名森林総合研究所
研究期間新規2006-2010
年度2006
研究問題ア 森林・林業・木材産業における課題の解決と新たな展開に向けた開発研究
大課題(ウ)社会情勢変化に対応した新たな林業・木材利用に関する研究
中課題b 消費動向に対応したスギ材等林産物の高度利用技術の開発
小課題b 消費動向に対応したスギ材等林産物の高度利用技術の開発
大項目第2 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するため取るべき措置
中項目(1)重点研究領域
摘要・ 地域材の需要拡大に資するため、建築用材としての利用や新用途開発に資する各種技術資料の整備を行い、地方研究機関とネットで結ぶスギ等地域材の強度データベースを構築するとともに、簡易型データ管理システムを開発した。従来十分活用されていなかった短尺材あるいは曲がり材を活用し、一般的な小住宅よりも規模の大きな小規模公共施設の柱に用いる「合わせ柱」の開発、並びに屋根や床梁に用いることができる「短尺材を圧縮材に用いた平行弦トラスおよびはしご梁」の開発を行ない、これを改良して非住宅用部材として高強度、高剛性を有する改良型Iビームを開発した。・ ヒノキ材が、アレルギー性疾患の主要原因であるヤケヒョウヒダニの行動を抑制する効果があること、及びその効果が持続することを確認するとともに、その主要因がヒノキ材に含まれるα-カジノールおよびT-カジノール成分であることを解明した。 ・ 大断面材の乾燥条件に関しては、過熱蒸気乾燥によれば、平角材は表面割れ、内部割れともに非常に少なく、初期含水率が60%前後であれば、初期含水率90%の正角材とともに乾燥装置に投入できる可能性のあること、また熱気・高周波複合乾燥によれば、正角と平角を同じロットに混載して乾燥すると、一方の材種の温度が制御困難になるため、それぞれを別のロットに分けて乾燥することが望ましいことを明らかにした。住宅産業における製材品使用動向に関しては、プレカット工場及び住宅産業における製材品使用動向を調べ、生産規模が大きいプレカット工場では、品質・供給量ともに安定した集成材の利用割合が高くなり、生産規模が比較的小さく、小口の受注先が多い工場では国産材乾燥材が積極的に利用されている現状を明らかにするとともに、乾燥材生産・流通の全体構造を把握し、約240の構成要素のシステムダイナミクスによる乾燥材流通システムのサブモデルを作成した。 ・ 一般人の乾シイタケに対する嗜好調査を行った結果、乾シイタケは70%以上の人に好まれており、ニオイを最も快く感じる濃度は、年齢および嗜好度により顕著に異なり、最低値と最高値では約10倍の差があることを明らかにした。また、乾シイタケのニオイ成分とされているレンチオニン等は、シイタケの乾燥過程でレンチニン酸が変化したもので、レンチニン酸はシイタケの菌床培地へシステインもしくはメチオニンの添加によって増加し、さらにグルタミン酸を添加することによって、顕著に増加出来ることを明らかにした。そこで、シイタケ原木にもシステイン及びグルタミン酸を添加することを試みた結果、シイタケに含まれるレンチニン酸を3倍以上増加させることに成功した。乾しいたけは日本では菌床栽培ではなく原木栽培で行われているため、乾しいたけでも香りの異なる消費者の嗜好に合ったものを購入出来るようになり、消費の拡大が期待される
研究分担森林総合研究所 企画部
予算区分高度化事業 産学官連携 林野庁交付金 文科省[科研費] その他
業績(1)Effect of hinoki (Chamaecyparis obtusa) wood-wool in tatami mat on the activity of house dust mite Dermatophagoides pteronyssinus(畳中のヒノキ材スライス片が屋内塵性ダニの行動に及ぼす効果)
(2)若竹および成竹の竹桿内における動的粘弾性の変動
(3)過熱蒸気処理と高周波加熱減圧との組み合わせによるスギ心持ち無背割り柱材の乾燥
(4)ヨーロッパ最大の成功している製材工場
(5)安全性、人への安全性、VOCと安全性
(6)促進劣化環境における集成材の耐久性変化およびめり込み強度性能
(7)Bonding Properties of Konjac Glucomannan and Chitosan Mixtures(コンニャクグルコマンナンとキトサン混合物の接着性能)
(8)製材技術の向上
(9)試験方法の違いによる製材品のせん断強度の評価
(10)Acetaldehyde Emission from Glued-Lminated Timber Using Phenol-Resorcinol-Formaldehyde Resin Adhesives with Addition of Ethanol(エタノール添加レゾルシノールフェノール樹脂を用いた集成材からのアセトアルデヒド放散)
(11)第10章木材産業論(定量分析)
(12)A New Prediction Method of Plywood Bond Durability(合板の接着耐久性の新しい予測法)
(13)3.建材の化学物質発散に関する実態調査報告書の概要
(14)Potassium Distribution in Black Heartwood of Sugi (Cryptomeria japonica) (I) -Localization in axial parenchyma cells-.(スギ(Cryptomeria japonica)黒心材におけるカリウム分布(第1報)−軸方向柔細胞への局在−)
(15)Fixed-fixed flexural vibration testing method of beams for timber guardrails(木製防護柵用梁の両端固定撓み振動試験)
(16)1.1木材接着耐久性予測
(17)Rupture behavior of discontinuous beams of Cryptomeria japonica wood
(18)防火材料・耐火構造への木質材料の利用
(19)木材のカスケード型利用、木質資源の有効活用と製品性能の信頼性向上
(20)付加価値向上と効率化を図るスギ材の乾燥
(21)Structure-activity relationships of triterpenoid saponins on fruiting body induction in Pleurotus ostreatus(トリテルペノイドサポニンのヒラタケ子実体誘起活性に関する構造活性相関)
(22)健康的な室内環境を創る
(23)Suppression of methionine-induced hyperhomocysteinemia by dietary eritadenine in rats(ラットのエリタデニン食餌によるメチオニン誘導のホモシステイン濃度の抑制)
(24)Transformation of the mycorrhizal basidiomycetes, Suillus grevillei and S. bovinus, by particle bombardment(パーティクルガン法を用いた菌根性きのこハナイグチの形質転換)
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030092765
収録データベース研究課題データベース

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