摘要 | この中課題では、大型クラゲや有毒プランクトンなど有害生物等あるいは外来生物への対応を高度化することを目的としており、外来生物が生態系に与える影響評価について、サケ科の外来魚類や遺伝子組み換え魚類導入時に行うリスク評価マニュアルの作成等に取り組んだ。大型クラゲについては、発生予測モデルを改良すると共に、漁具防除技術について漁業者が活用し易い技術開発に努めた。新奇有毒プランクトンのギムノディニウム・カテナータムの発生機構解明、貝毒原因プランクトンの迅速・簡便な同定・定量技術開発、国際的に注目されているコクロディニウム赤潮原因藻の生理・生態的特性の解明等を行った。また、下痢性貝毒原因プランクトンの培養に着手するとともに、複数存在する下痢性貝毒の一斉分析条件を検討した。 |