q.有機性資源の農地還元促進と窒素溶脱低減を中心にした農業生産活動規範の推進のための土壌管理技術の開発

q.有機性資源の農地還元促進と窒素溶脱低減を中心にした農業生産活動規範の推進のための土壌管理技術の開発

課題番号2006008508
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間新規2006-2010
年度2006
研究問題(ア)農業の生産性向上と持続的発展のための研究開発
大課題D 地域特性に応じた環境保全型農業生産システムの開発
中課題q.有機性資源の農地還元促進と窒素溶脱低減を中心にした農業生産活動規範の推進のための土壌管理技術の開発
小課題q.有機性資源の農地還元促進と窒素溶脱低減を中心にした農業生産活動規範の推進のための土壌管理技術の開発
大項目該当なし
中項目イ 農業の競争力強化と健全な発展に資する研究
摘要(1)非黒ボク土の炭素含量の経年変化は、(i)温度状況(2区分)、(ii)作土の土性(3グループ)、(iii)有機質資材の年間施用量(4段階)、(iv)副資材の種類(2区分)の4パラメータで説明可能なことを示した。(2)黒ボク土など日本の土壌特性に対応し、操作性に優れた窒素溶脱モデルSOILN-jpnを試作し、黒ボク土に特徴的な硝酸吸着をモデル化し、SOILN-jpnに編入してバージョンアップした。(3)畜産を起因とする窒素成分の大気を介した環境負荷を把握するため、関東北部の集約的酪農地帯とその周辺の大気中アンモニア濃度を2年間にわたり測定し、測定地点の平均濃度は直近のふん尿処理施設からの距離に応じて低下する傾向にあり、特に距離1,000m以下でその関係が明瞭であることを明らかにした。またあわせて酪農地帯の雨水は、降雨直後に窒素濃度が高く、急激に低下すること、酪農地帯中央部で高濃度であることなど、窒素沈着の実態を明らかにした。(4)堆肥化過程で発生するアンモニアを回収し窒素を付加した堆肥(窒素付加堆肥)をニンジン等4品目の野菜で施用した場合の収量は化学肥料と同等以上であり、窒素付加堆肥は基肥および追肥として化学肥料の代替が可能であることを明らかにした。(5)多数の常在菌の中から目的の菌を特異的に分画・検出する方法は堆肥化過程あるいは堆肥投入土壌の大腸菌の動態追跡に有用であり、発酵温度を70℃まで上げる適切な堆肥化により堆肥中の大腸菌は未検出となることを明らかにした。また、公開シンポジウムを開催し、本成果を公表した。(6)閉鎖系水域の水質保全では、環境負荷推定モデルの構築のために負荷実態の把握、水文・水質データの収集等を行い、香川県において、陸域からの原単位による単位流域面積あたりの窒素・リン・COD負荷量と、河口基準点の各年平均濃度との間には相関があること、また地形連鎖窒素フローモデルを改変すれば、ため池の窒素濃度はほぼ正確に予測できることが明らかになった。
研究分担農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 土壌環境指標研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 資源循環・溶脱低減研究チーム
農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター 広域農業水系保全研究チーム
協力分担関係三菱総合研究所
(独)農業環境技術研究所
国立環境研究所
北海道立根釧農業試験場
宮崎県綾町有機農業開発センター
佐賀県農業研究センター
長崎県総合農林試験場
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター
滋賀県農業技術振興センター
滋賀県立大学
予算区分技会交付金プロ 技会交付金研究 高度化事業 委託・環境研究[自然共生] 技会・その他 生産局交付金研究 その他
業績(1)チモシーの単播草地に表面施用した乳牛堆肥の窒素無機化率を考慮した肥効評価
(2)クリンカアッシュの施用がジャーガルの土壌理化学性とレタスの生育および無機成分に及ぼす影響
(3)Characteristics of fulvic acid like materials in farm land soils composted some manures by 3dimensional excitation emission matrix spectroscopy.
(4)家畜ふん尿の処理物別,仕向先別の肥料成分量の推定
(5)Recent trends in nitrogen and phosphate use and balance on Japanese farmland
(6)シートを用いて被覆した牛ふんの堆肥化過程における肥料成分の挙動
(7)Bimodel Probability Law Model for Unified Description of Water Retention, Air and Water Permeability, and Gas Diffusivity in Variably Saturated Soil.
(8)雲仙普賢岳の新しい火山噴火物が堆積した斜面表層の土壌微細形態が透水性に与える影響
(9)Origin of humic substances in stream flows during storm events in forested head watersheds, central Japan
(10)ニューラルネットワークを用いたシバ (Zoysia japonica Steud.) の気象生産力の推定
(11)The factors and assumed mechanisms of the hardening of Red soils and Yellow soils in subtropical Okinawa Island, Japan
(12)Cattle treading effects on plant growth and soil stability in the mountain grassland of Japan
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030092860
収録データベース研究課題データベース

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