d.暖地における畑作物加工残さ等地域バイオマスのカスケード利用・地域循環システムの開発

d.暖地における畑作物加工残さ等地域バイオマスのカスケード利用・地域循環システムの開発

課題番号2006008579
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間新規2006-2010
年度2006
研究問題(ア)農村における地域資源の活用のための研究開発
大課題A バイオマスの地域循環システムの構築
中課題d.暖地における畑作物加工残さ等地域バイオマスのカスケード利用・地域循環システムの開発
小課題d.暖地における畑作物加工残さ等地域バイオマスのカスケード利用・地域循環システムの開発
大項目該当なし
中項目エ 美しい国土・豊かな環境と潤いのある国民生活の実現に資する研究
摘要(1)牛ふん堆肥を直接熱分解方式でガス化する場合、乾物比で25%以上の消石灰を混合することによりガス化の際の溶融を防止できた。また、発生ガス中のアンモニアは冷却と水洗により除去できた。(2)甘しょの茎葉回収機を開発した。茎葉中(乾物量370kg/10a)の総ポリフェノールは熱水抽出で94%回収(3,650g/10a)でき、ルテインはエタノール抽出で64%回収(47g/10a)できた。(3)デンプン滓製造工程で発生する廃液中の蛋白質残さを分解し、かつACE阻害活性が高くなる酵素を選定した。この酵素消化物は高血圧自然発症ラットに対し血圧降下作用を示した。(4)焼酎廃液濃縮液に含まれるカフェ酸エチルと2-フランカルボン酸はトウモロコシや大根の発芽には影響を及ぼさず、雑草のホソアオゲイトウの発芽を抑制できた。この濃縮液の水稲への肥料効果は窒素として1kg/100L相当であった。(5)カンショ焼酎蒸留廃液の固液分離した液分を製パン時における水の替わりに使用することにより、ビタミンB群や、カリなどのミネラル類、γ-アミノ酪酸や総ポリフェノールに富む栄養性や機能性に優れ官能評価の高いパンが製造できた。(6)甘夏ミカンジュース粕は温州ミカンジュース粕より栄養価が高い。ミカンジュース粕は豚の飼料に10%まで混合でき、ロース長の長い豚肉生産ができる。また、甘しょ茎葉乾燥粉末を5%豚に給与することにより暑熱期に問題となる豚肉中の脂質過酸化物を低減させる効果があった。(7)地域循環システムに関しては、焼酎廃液やゴミや、家畜排せつ物のメタン発酵消化液の耕畜連携による水田への追肥利用を検討し、新たに宮崎県で67万t、鹿児島県で78万tが利用可能なことを明らかにした。また、竹材や木質系の未利用バイオマスは、膨軟化処理することにより、吸水性が改善され、従来のオガクズに比べて安価な堆肥副資材として利用できることを明らかにした。
研究分担農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター 九州バイオマス利用研究チーム
協力分担関係長崎総合科学大学
鹿児島県農業開発センター
鹿児島県農産物加工研究指導センター
宮崎県畜産試験場
日農化学工業株式会社
株式会社東洋新薬
大和化成株式会社
霧島酒造株式会社
太陽工業株式会社
予算区分技会交付金プロ 技会交付金研究 委託・環境研究[バイオリサイクル] 委託・環境研究[地球温暖化] その他
業績(1)Digestive enzyme activities of pancreas and intestinal digesta in streptozotocin-induced diabetic piglets
(2)トウモロコシと大豆粕を主体とした子豚期飼料におけるフィターゼの亜鉛代替効果
(3)焼酎蒸留副産物処理の現状と再資源化への課題
(4)サツマイモ焼酎廃液に含まれる植物生長阻害物質カフェ酸エチルの単離と同定
(5)サツマイモ茎葉の血圧降下作用
(6)Changes in gene expression involved in energy utilization during chicken follicle development
(7)カンショ焼酎粕の固液分離液のパン製造への利用
(8)Effects of Excess Essential Amino Acids in Low Protein Diet on Abdominal Fat Deposition and Nitrogen Excretion of the Broiler Chicks
(9)平均気温の変動から推定したわが国の鶏肉生産に対する地球温暖化の影響
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030092931
収録データベース研究課題データベース

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