4)生物的硝酸化成抑制機能の解明と利用

4)生物的硝酸化成抑制機能の解明と利用

課題番号200709668
研究機関名国際農林水産業研究センター
研究期間2006-2010
年度2007
大課題2. 持続的な農林水産業のための環境資源管理・生産管理技術の開発
中課題4)生物的硝酸化成抑制機能の解明と利用
小課題4)生物的硝酸化成抑制機能の解明と利用
大項目II 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためにとるべき措置
中項目A 国際的な食料・環境問題の解決に向けた農林水産技術の研究開発
摘要ソルガムの根から分泌される生物的硝化抑制(BNI)物質2 種類が同定され、イネにおけるBNI 活性の品種間差異評価の精度が向上した。また、Brachiarea humidicola(Bh)からのBNI 物質が土壌中に生息する他の微生物相に大きな影響を与えないことを示唆するデータが得られた。(1) 「硝化抑制」プロジェクト(【プロジェクト目標】 生物機能的硝酸化成抑制のための生理・遺伝的手法の開発を行う。)19 年度の主要実績:・ ソルガムにおけるBNI 活性はNH4+により誘導されるが、その大きさはNH4+で栽培されたものの方がNO3-で栽培されたものより大きく、またNH4+の濃度に依存していることが示された。また、根から浸出されるBNI 活性物質の同定を試みたところ、2 つのフェノール化合物の存在が明らかにされた。・ イネもBNI 活性を示すが、活性は全体的に見てBh よりも低く、品種間差異の比較のためには特別な配慮が必要なことが判明した。特にイネは根量がBNI 測定精度やBNI 活性自体に大きな影響を与えるため、根量をある程度一定にして測定することが重要である。このようなことに留意して17種のイネについてBNI 比活性を比較したところ、統計的に有意な差が認められNERICA1 が最も高いBNI 比活性を示した。・ 土壌中に生息する培養可能なバクテリア、蛍光性Pseudomonas 及び寒天培地で培養したAzotobacter chroococcum、 Rhizobium leguminosarum、 Azospirillum lipoferum 、Escherichiacoli について、Bh 及びBh 根浸出液は明確な阻害を示さなかった。また、Bh 栽培土壌中の(培養可能な)全細菌、蛍光性Pseudomonas は無植栽のコントロール土壌と比較して、生息数が同等かまたは多かった。これらのことからBh の根が分泌するBNI 化合物は土壌中でアンモニア酸化菌及び亜硝酸酸化菌以外には大きな影響を及ぼすことがないことが示された。
研究分担国際農林水産業研究センター,生産環境領域
協力分担関係CIAT
予算区分技会交付金研究
業績(1)Biological nitrification inhibition (BNI) - Is it a widespread phenomenon?
(2)NH4+ triggers the synthesis and release of biological nitrification inhibition compounds in Brachiaria humidicola roots.
(3)Can Biological nitrification inhibition (BNI) genes from perennial Leymus racemosus (Triticeae) combat nitrification in wheat farming?
(4)Nitrification inhibitors from the root tissues of B. humidicola, a tropical grass.
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093051
収録データベース研究課題データベース

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