d.田畑輪換の継続に伴う大豆生産力の低下要因の解明と対策技術の開発

d.田畑輪換の継続に伴う大豆生産力の低下要因の解明と対策技術の開発

課題番号200709486
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2006-2010
年度2007
大課題A 地域の条件を活かした高生産性水田・畑輪作システムの確立
中課題d.田畑輪換の継続に伴う大豆生産力の低下要因の解明と対策技術の開発
小課題d.田畑輪換の継続に伴う大豆生産力の低下要因の解明と対策技術の開発
大項目該当なし
中項目イ 農業の競争力強化と健全な発展に資する研究
摘要1)示差走査熱量測定分析に基づき、田畑輪換により土壌からは脂肪族炭素などの直鎖炭素が多い有機物成分が失われる傾向にあるが、大豆栽培直後には、芳香族炭素が多い有機物成分も減少すると推察された。2)液性限界が低下しやすい土壌は、膨潤性粘土の含有、粗砂含有量、冬作の有無から判別できることを明らかにした。また、土壌の微細構造を反映する水分特性係数は、粘土とシルト含有量、土壌有機物含有量、鉄成分の形態等に左右されるが、管理履歴も反映することを明らかにした。3)生産量の低下等の明瞭なホウ素欠乏症状は見られないものの、ホウ素含量が低く欠乏症発症の危険性が高い「潜在的欠乏」状態を診断可能な手法を確立するためには、収穫期大豆子実のdRG-II-B率測定法の改良が必要であることを確認した。また、土壌が還元化すると、ホウ素の土壌吸着量はpH6〜8付近で低下することを確認し、復元田ではホウ素が溶出しやすいという示唆を得た。4)低湿重粘土においては、転換後の年数が長い畑ほ場で硝酸態窒素の流亡量が多い傾向を認め、改良した降伏応力評価法により、転換畑下層土は低い硬度と高い降伏応力を示すことを確認し、土壌の乾燥収縮がもたらす亀裂の下方進展過程を記述する物理モデルを開発した。5)低湿重粘土において、田畑転換は側条施肥2.5kgN/10a相当の乾土効果を引き起こし、一方で水稲の穂揃期以降の窒素吸収を低下させると推察した。6)ブロックローテーション下でも大豆作付が土壌の可給態窒素量を低下させ、大豆収量性は連作で低下し、堆肥連用で向上すること、さらに、冬期間湛水したほ場の飼料用稲の生育量がやや増加する現象を認めた。
研究分担農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,田畑輪換研究チーム
協力分担関係秋田県立大学
富山県農業技術センター
福岡県農業総合試験場
予算区分技会交付金研究
業績(1)硝酸性窒素濃度の高い灌漑水を通年湛水した水田の冬期における窒素除去能
(2)酸素同位体比による浅層地下水の涵養源の推定
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093064
収録データベース研究課題データベース

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