i.生体防御能を活用した次世代型製剤の開発

i.生体防御能を活用した次世代型製剤の開発

課題番号200709592
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2006-2010
年度2007
大課題B 人獣共通感染症、新興・再興感染症及び家畜重要感染症等の防除技術の開発
中課題i.生体防御能を活用した次世代型製剤の開発
小課題i.生体防御能を活用した次世代型製剤の開発
大項目該当なし
中項目ウ 食の安全・消費者の信頼確保と健全な食生活の実現に資する研究
摘要1)ブタマイコプラズマ肺炎の原因であるMycoplasma hyopneumoniae(MH)の病原因子の探索を目的として、バキュロウイルス発現系で作製したMHの付着因子であるP97抗原の機能を調べ、P97抗原がLPSの影響なしに豚の抹消血単核球に炎症性サイトカインであるIL-8の産生を惹起することを確認した。2)家禽のモデル動物であるウズラの組換えインターフェロン(IFN)の作成に成功し、次いで抗体作製のためIFNの高度精製法の開発を開始した。3)生理活性物質が生体機能に与える効果を評価する一環として、IFNがRNAウイルスの増殖を抑制すること、ドラッグデリバリーシステム(DDS)として用いるIFN含有プロテインビーズや、生産系を確立したニワトリIL-4に生物活性があることを確認した。また、微量経口投与法や連続投与法により牛のIFNτにウイルス抑制効果があることを確認した。4)抗生物質に代わる抗菌剤としてリゾチームの人工合成を進め、合成ブタリゾチームは高pH、高塩濃度域でヒトリゾチームより活性が高いこと、新たに正電荷を高めた改変型ヒトリゾチームは昆虫細胞を用いて分泌生産できることを明らかにした。5)ウエストナイルウイルス(WNV)感染症の診断法を開発するため、単クロ−ン抗体(mAb)を新たに262株作出し、そのうち特異性が高くWNV抗血清と競合反応を示すmAb 7株を得た。それらは競合ELISA法に応用可能なことを確認した。また、家畜の法定伝染病で、感染症法三種病原体等による人獣共通感染症でもあるブルセラ病の診断用ELISAキットについて、診断用に用いる標識単クローン抗体のロット差、特異性や検出感度を確認し、製造承認申請書を作成し実用化を図るため所要の各種試験データを得た。6)バキュロウイルス発現系の発現産物を哺乳類である家畜に応用するため、哺乳類型糖鎖を発現する昆虫の複数の糖鎖修飾酵素遺伝子を単離し、その一部に活性があることを確認した。また、目的たんぱく質に先行して発現し、目的たんぱく質を修飾しうるたんぱく質を時間差で発現させる時間差発現用デュアルベクターを開発し、2種類のたんぱく質を時間差発現させることに成功した。
研究分担農業・食品産業技術総合研究機構,動衛研,次世代製剤開発チーム
協力分担関係日本全薬工業株式会社
株式会社・微生物化学研究所
メルボルン大学
(独)産業技術総合研究所
大阪大学
片倉工業株式会社
(独)農業生物資源研究所
西川ゴム工業株式会社
チッソ株式会社
NTTマイクロシステムインテグレーション研究所
予算区分技会交付金研究 委託・畜産対応研究[BSE・人獣] 委託・畜産対応研究[健全畜産プロ] 技会・その他 その他
業績(1)牛ブルセラ病診断用ELISAキットの実用化
(2)Continuous large-scale production of the cytokine CXCL8 from a novel porcine cell line
(3)Effect of N-terminal mutation of human lysozyme on enzymatic activity.
(4)Activation phenotype, rather than central? or effector?memory phenotype, predicts the recall efficacy of memory CD8+ T cells
(5)Susceptibility of germ-free pigs to challenge with protease mutants of Salmonella enterica serovar Typhimurium
(6)Development of efficient method for purified recombinant bovine granulocyte-macrophage colony-stimulating factor production with baculovirus-silkworm gene expression system.
(7)Rescue of Akabane virus (family Bunyaviridae) entirely from cloned cDNAs by using RNA polymerase I.
(8)Characterization of temperature-sensitive Akabane virus mutants and their roles in attenuation.
(9)Comparison of Akabane virus isolated from sentinel cattle in Japan.
(10)Effect of the serum albumin on replication of porcine reproductive and respiratory syndrome virus in a cell culture.
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093170
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat