(2)健康機能性作物や有用物質高度生産技術の開発

(2)健康機能性作物や有用物質高度生産技術の開発

課題番号200709645
研究機関名農業生物資源研究所
研究期間2006-2010
年度2007
大課題1)バイオテクノロジーによる有用物質生産技術の開発
中課題(2)健康機能性作物や有用物質高度生産技術の開発
小課題(2)健康機能性作物や有用物質高度生産技術の開発
大項目第2 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
中項目1.試験及び研究並びに調査
摘要1.生活習慣病の予防や緩和に役立つ組換え米の開発では、卵白アルブミン由来のオボキニンを高機能化した血圧降下作用のあるノボキニンを18連結し、グルテリンのシグナルペプチドに繋ぎ発現させることで従来のものに比較して、約2倍量蓄積させた組換えイネを作出できた。2.自然発症高血圧ラットにこの組換え米を経口投与し、すでに開発しているグルテリンとの融合型の米(1g米粉/kg体重)と比較して、より低容量(0.3g〜0.5g米粉/kg体重)での血圧降下作用を確認した。3.CoQ10の高蓄積化や選抜マーカーに配慮した血清コレステロール値低下機能を有するIIAEKペプチド蓄積米の開発も進めた。4.アレルギー緩和米として主要なダニ抗原Derp1の一部を導入した組換え米を開発し、この米を経口投与することでスギ花粉症緩和米と同様に、抗原特異的IgEやIgG産生の抑制や抗原特異的T細胞増殖性の低下など経口免疫寛容を誘導できることを確認した。5.特に臨床症状の改善として、組換え米の投与により抗原チャレンジによって気道内に浸潤してくる好酸球の減少や気道過敏性の亢進、肺気道での炎症症状の改善を確認した。これらの知見より、アレルギーの原因となる抗原を米に蓄積させ、これを経口から摂取することで多くのアレルギーを治療できる可能性が高まった。6.スギ花粉症緩和米の開発ではマーカーフリーの7Crpペプチド含有イネを用いて生物多様性影響評価試験を進めると共にGLP準拠の前臨床試験を行い、非組換えイネを実質的な差異がないことを確かめた。一方、抗原の立体構造を変えることでIgEとの結合性を低下させた、全てのCry j1を含む汎用性の高い組換えイネの作出に成功した。7.当センターで見出したRNAサイレンシング誘導配列を用いて、米の主要なアレルゲンの1つである33kDアレルゲンを低下させたイネの作出に成功した。グルテリンを低下させると低システイン含量のプロラミンの発現が高まること、多くのグルテリンと発現が異なり、内胚乳で発現し、転写因子RPBFによってのみ制御される新規グルテリン遺伝子を見出した。
研究分担遺伝子組換え作物開発センター,(植物)
予算区分技会交付金研究 委託・バイテク先端技術[アグリ・ゲノム] 委託・バイテク先端技術[アグリバイオ] その他 文科省[科研費]
業績(1)C-terminal extension of rice glutamate decarboxylase (OsGAD2) functions as an autoinhibitory domain and overexpression of a truncated mutant results in the accumulation of extremely high levels of GABA in plant cells
(2)Rice-based mucosal vaccine as a global strategy for cold-chain- and needle-free vaccination
(3)Loss of the rpl32 gene from the chloroplast genome and subsequent acquisition of a preexisting transit peptide within the nuclear gene in Populus
(4)Agrobacterium-mediated transformation of a low glutelin mutant of ‘Koshihikari’ rice variety using the mutated-acetolactate synthase gene derived from rice genome as a selectable marker
(5)Generation of a transgenic rice seed-based edible vaccine against house dust mite allergy
(6)Development of transgenic rice seed accumulating a major Japanese cedar pollen allergen (Cry j 1) structurally disrupted for oral
(7)スギ花粉症緩和米の安全性確保への取り組み-大規模隔離ほ場栽培と生物多様性影響評価-
(8)種子特異的プロモーターおよびその利用
(9)イネ貯蔵タンパク質の発現を制御するbZIP型転写因子
(10)種子特異的プロモーターおよびその利用
(11)イネ貯蔵タンパク質の発現を制御するbZIP型転写因子
(12)イネ貯蔵タンパク質の発現を制御するbZIP型転写因子
(13)種子特異的プロモーターおよびその利用
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093231
収録データベース研究課題データベース

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