(2)家畜における本能行動の制御要因の解明

(2)家畜における本能行動の制御要因の解明

課題番号2008010723
研究機関名農業生物資源研究所
研究期間2006-2010
年度2008
大課題3)家畜の発生分化・行動の生体制御機構の解明
中課題(2)家畜における本能行動の制御要因の解明
小課題(2)家畜における本能行動の制御要因の解明
大項目第2 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためとるべき措置
中項目1.試験及び研究並びに調査
摘要1.ブタにおいて、フットスィッチ学習後にバラの匂いの学習を行うと、訓練後に正解率が高くなることから、この方法でバラの匂いの連合学習が可能であることが示唆された。 2.プロラクチン放出ペプチド脳室内投与により脳脊髄液中オキシトシン濃度が増加したことから、ウシにおいてもプロラクチン放出ペプチドがオキシトシン分泌を刺激する可能性を示唆した。3.血漿中オキシトシン基礎濃度は、ストレス反応、特に新奇環境への恐怖性の個体差に関連し、基礎濃度が低い個体ほど恐怖性が低いことが示唆された。4.ウシ後頭部におけるアクティビティカウントは、明期に高く暗期に低い傾向が観察され、簡便に計測可能なアクティビティカウントが、ウシにおいて行動リズムを評価する指標となりうることが示唆された。5.ウシでは、GHの末梢血中濃度は24時間に4回の大きなピークで変動する概日リズムを持つことを初めて示した。6.ヤギにおいて、視床下部弓状核キスペプチンニューロンは、GnRHのパルス状分泌を統御することにより繁殖調節機構の最上位の中枢として機能していること、また、弓状核キスペプチンニューロンはエストロジェンによるネガティブフィードバックの作用点である可能性を示した。7.弓状核キスペプチンニューロンに共存するDynorphin Aは、キスペプチンによるGnRHパルス状分泌制御機構に関与している可能性を示した。8.ヤギキスペプチンのN末側を特異的に認識する抗血清を1種、C末側を特異的に認識する抗血清を2種作製した。これらの抗血清を用い、ヤギ生体内において機能しているキスペプチンは、主に53アミノ酸残基の形状のものであることを明らかにした。9.ヤギではフェロモン情報を、扁桃体内側核を経由して弓状核キスペプチンニューロンに伝達する神経回路が存在すること、また、雄効果フェロモンの情報は弓状核キスペプチンニューロンに伝達され、その神経活動を刺激することを明らかにした。
研究分担(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
(独)農業生物資源研究所,動物科学研究領域,脳神経機能研究ユニット
予算区分技会交付金研究 イノベーション創出事業 文科省[科研費] その他
業績(1)Intracerebroventricularly administered oxytocin attenuated cortisol secretion, but not behavioral responses, during isolation in Holstein steers
(2)Presence of neuropeptide Y in somatotrophs of cattle
(3)Effects of serotonin injected into the third ventricle on prolactin and growth hormone secretion in Holstein steers
(4)Voltage-gated channel properties of epithelial cells in porcine vomeronasal organ
(5)Characteristics of prolactin-releasing response to salsolinol (SAL) and thyrotropin-releasing hormone (TRH) in ruminants
(6)The relationship between prolactin and reactivity to acute stressor in heifer calves
(7)Kisspeptin neurons in the arcuate nucleus of goats receive neural projections from the medial nucleus of amygdala, a key nucleus for the pheromone signaling pathway
(8)Telemetry system for recording of pig neuronal activities - Comparison with the cable system
(9)Gonadotropin-releasing hormone pulse generator activity in close proximity to the arcuate kisspeptin neurons in the goat
(10)Generation of specific antisera against N- and C-terminal peptides of goat metastin/kisspeptin
(11)Dictribution of kisspeptin neurons in the shiba goat brain: An immunohistochmical study using two pollyclonal antibodie against different epitopes of goat kisspeptin
(12)Transcriptional aspects of the bovine ghrelin receptor gene in arcuate nucleus
(13)Behaviour and welfare of growing pigs in a “Bio-bed” group housing system
(14)Effect of green odour on the feeding behaviour of sheep in a novel environment
(15)Characteristics of prolactin secretion by salsolinol in ruminants
(16)Salsolinol and prolactin secretion in cattle
(17)Immunocytochemical features of microvillous cells in the olfactory epithelium of mice
(18)シバヤギにおけるメタスチン神経機構の解析
(19)Salsolinolと反芻家畜のプロラクチン分泌に関する研究
(20)ウシKiss-1遺伝子の同定および視床下部におけるメタスチンニューロンの局在
(21)ブタ鋤鼻感覚上皮層に存在する細胞の電位依存性チャネルの性状
(22)メタスチン(キスペプチン)によるゴナドトロピン分泌制御機構
(23)シバヤギ視床下部弓状核のメタスチンニューロンはGnRHパルス発生機構に関与する
(24)低栄養ストレスによる反芻動物生殖内分泌系の抑制メカニズム
(25)肥育豚におけるバイオベッド群飼システムの福祉性評価
(26)シバヤギ脳内におけるメタスチン/キスペプチン神経細胞の局在と神経投射部位の検討
(27)床材の種類がブロイラーおよび天草大王の行動と生産性におよぼす影響
(28)Genomic organization, expression and evolution of porcine CRSP1, 2, and3
(29)ウシ成長ホルモン分泌に及ぼすトリプトファンの影響
(30)ヤギおよびブタ卵巣におけるメタスチンの局在
(31)ウシにおけるプロラクチン放出ペプチド第三脳室内投与の効果
(32)ウシにおけるプロラクチン放出ペプチド脳室内投与の効果
(33)ウシにおける急性ストレス反応と末梢血中オキシトシン濃度との関係
(34)ウシ生殖器官におけるKiSS-1 mRNAの発現
(35)Salsolinalの静脈及び脳室内投与はウシのプロラクチンを放出させる
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093471
収録データベース研究課題データベース

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