(1)熱帯土壌の適正管理技術の開発

(1)熱帯土壌の適正管理技術の開発

課題番号2009014020
研究機関名国際農林水産業研究センター
研究期間2006-2010
年度2009
大課題2. 持続的な農林水産業のための環境資源管理・生産管理技術の開発
中課題(1)熱帯土壌の適正管理技術の開発
小課題(1)熱帯土壌の適正管理技術の開発
大項目II 国民に対して提供するサービスその他の業務の質の向上に関する目標を達成するためにとるべき措置
中項目A 国際的な食料・環境問題の解決に向けた農林水産技術の研究開発
摘要・ Rothamsted Carbon (Roth-C)モデルにより、土壌有機物動態の長期的予測を試みた。プロジェクトで開発・検証している土壌肥沃度管理技術27オプションについて、今後50年間の土壌有機物炭素(Soil Organic Carbon、SOC)量の予測を行ったところ、調査したサヘル地域において持続的に有機物量を維持するためには年間0.8 t C/haの投入量が必要であり、化学肥料の施用のみでは有機物量を維持できないことがわかった。・ サヘル地域の実証サイト(ニジェールのファカラ地区)で在来の農地管理システムに沿った窒素フローを推算したところ、農地の8割を占める粗放管理畑への養分供給は非常に少なく、年間9 kg N/haの窒素収奪であった。一方、村からの廃棄物、家畜糞尿及びし尿は村に近い畑に投入され、これらの投入による窒素供給量が作物収穫による窒素収奪量より多く、年間5〜240 kg N/haの窒素過剰であった。サヘル地域の持続的農業生産を実現するためには、養分資源の効率的な利用を図るための資源管理手法の確立が必要であることがわかった。・ 窒素固定能に優れるマメ科植物CM (Cassia mimosoides)を導入した耕地内休閑帯を刈り払い後、その跡地でトウジンビエを栽培したところ、CM導入区ではCM非導入区よりもトウジンビエの収量が有意に高かった。また、今季は乾期に砂嵐が発生せず休閑帯に捕捉された風成肥沃度物質の量が少なかったが、そのような年でもCMの導入により収量を増やすことが可能であることがわかった。耕地内休閑システムへのCMの組み込みは、統合技術として有望であると考えられる。
研究分担(独)国際農林水産業研究センター,生産環境領域
協力分担関係国際半乾燥熱帯作物研究所 西・中央アフリカセンター
予算区分技会交付金研究 農水省・その他 文科省[科研費]
業績(1)アフリカにおけるジャトロファの適正利用
(2)アジアにおける多様な土壌と我が国のペドロジストによる研究の最前線2.ベトナム・メコンデルタ沖積土壌における有機物連用試験と、酸性硫酸塩土壌における環境修復
(3)Measurement of ammonia volatilization from flooded paddy fields in Vietnam
(4)Effects of continuous rice straw compost application on rice yield and soil properties in the Mekong Delta
(5)Effects of changes in agricultural activities on the nitrogen cycle in Khon Kaen Province, Thailand between 1990-1992 and 2000-2002
(6)Evaluation of the utilization of heated sewage sludge for peri-urban horticulture production in the Sahel of West Africa
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093535
収録データベース研究課題データベース

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