j.病虫害抵抗性、省力・機械化適性、良食味等を有する野菜品種の育成

j.病虫害抵抗性、省力・機械化適性、良食味等を有する野菜品種の育成

課題番号2009013847
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2006-2010
年度2009
大課題A 地域の条件を活かした高生産性水田・畑輪作システムの確立
中課題j.病虫害抵抗性、省力・機械化適性、良食味等を有する野菜品種の育成
小課題j.病虫害抵抗性、省力・機械化適性、良食味等を有する野菜品種の育成
大項目試験及び研究並びに調査に係る研究の推進方向
中項目イ 農業の競争力強化と健全な発展に資する研究
摘要1)レタスビッグベイン抵抗性の組換えレタスM系統の戻し交雑を進め、9系統のBC3世代の種子を得た。また、作期が「フユヒカリ」よりも早い「SAKS3」の生産力検定、特性検定及び系統適応性検定を継続して実施し、品質は既存品種とおおむね同等であり、抵抗性も十分にあることを確認した。2)ミラフィオリレタスビッグベインウイルス媒介菌を検出する土壌診断技術の開発に向け、20年度に作製した休眠胞子の抗体を磁気ビーズに結合させるための最適条件(ビーズ直径、混合比等)を決定し、作製した抗体結合ビーズを用いて、休眠胞子を効率的に回収することに成功した。レタスビッグベイン病の発病を抑制する効果を示す細菌には、媒介菌のレタスへの感染を阻害するものと、媒介菌の休眠胞子を分解するものがあること、発病程度の低いほ場にはこれらの細菌が存在することを複数の地域で確認した。3)高日持ち性を有するワタアブラムシ・うどんこ病抵抗性アールス系メロン試交系統「H-205」は、大果でネット発現が良好であり、糖度・食味にも優れた。4)「ネギ安濃3号」のさび病抵抗性は、劣性もしくは部分優性に遺伝すると推定した。さび病抵抗性ねぎを育成するため、市販品種よりも強い抵抗性を有し一般特性も優れる試交系統を選抜した。5)モザイク病(トウガラシマイルドモットルウイルス(PMMoV(P1.2.3)))・青枯病・疫病に複合抵抗性の台木用系統「トウガラシ安濃5号」は、各地の検定試験において疫病抵抗性及び台木として利用した場合の収量性がやや劣ることが判明した。一方、新たな試交系統は、強度の複合抵抗性と高い収量性を示すことを確認した。6)促成栽培用のうどんこ病抵抗性きゅうり中間母本を育成するため、本抵抗性と果実形質に基づきB5F8世代1系統及びB5/6F4世代6系統を選抜した。きゅうりべと病抵抗性のQTLを解析するため、全長665cMの連鎖地図を作成した。7)トマト黄化葉巻病抵抗性のF6世代から選抜した青枯病・モザイク病(ToMV)抵抗性の5個体は台木として利用した場合の収量性がやや劣ることが判明した。8)なす単為結果性試交系統から有望な3系統を選抜するとともに、戻し交雑によりこれらの親の雄性不稔化を進めた。9)定植位置が高く耕種的湿害回避が可能な短葉鞘性で、辛味が少なく良食味の根深・葉葱兼用ねぎ「ふゆわらべ」を品種登録出願した。10)グルコシノレート組成を改変しただいこんのS4世代13系統を選抜した。実需者によるたくあん及びおろし加工適性の評価により、本育成系統は長期保存しても変色しにくいことを確認した。11)いちご循環選抜集団C1S1、C1S0世代から初期生育、炭疽病抵抗性、うどんこ病抵抗性などに基づき選抜したC2S1、C2S0世代の種子を得た。もものような特徴的な芳香を有し、果形や収量性が優れるいちご「桃薫」を品種登録出願した。12)きゅうり黄化えそ病について、媒介虫で伝搬されず、感染しても病徴を現さない非伝搬性弱毒ウイルス株を作出し、本病の発病地でポット植えの弱毒接種きゅうりの1週間曝露試験を6月上旬から9月上旬まで実施したところ、無接種株の全株(5株)が発病した時期においても弱毒接種株の発病は1株だけであり、作出弱毒株の防除効果が高いことを確認した。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,レタスビッグベイン研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,野茶研,野菜育種研究チーム
協力分担関係愛知県農業総合試験場
埼玉県農林総合研究センター
茨城県農業総合センター
カネコ種苗株式会社
神奈川県農業技術センター
兵庫県立農林水産技術総合センター
お茶の水女子大学
石川県農業総合研究センター
愛媛県農林水産研究所
高知県農業技術センター
予算区分技会交付金研究 イノベーション創出事業 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 委託・食料供給力強化研究[加工プロ] 委託・食料供給力強化研究[省資源プロ] 委託・食の安全研究[信頼性確保プロ] 委託・バイテク先端技術[新農業展開ゲノムプロ] 文科省[科研費] 文科省・その他
業績(1)青枯病抵抗性トマト安濃9号の育成とその特性
(2)Development of the parthenocarpic eggplant cultivar ‘Anominori’
(3)Image-based phenotyping: use of colour signature in evaluation of melon fruit colour
(4)ネギ(Allium fistulosum)の育種におけるSSRマーカーの応用
(5)メロン遺伝資源Cucumis属野生種の特性評価
(6)SSR-tagged breeding scheme for allogamous crops: a trial in bunching onion (Allium fistulosum)
(7)Effect of temperature on symptom expression and viral spread of melon yellow spot virus in resistant cucumber accessions
(8)The possibility of using decaploid interspecific hybrids (Fragaria × Ananassa × F. Nilgerrensis) as a parent for new strawberry
(9)Evaluation of resistance to melon yellow spot virus in a cucumber germplasm collection
(10)Chromosome engineering techniques modify contents and constituents of fructans in cultivated Allium species
(11)レタスビッグベイン病抵抗性品種‘フユヒカリ’の育成とその特性
(12)ナス細胞質雄性不稔性の新たな系統とその稔性回復系統
(13)A novel source of cytoplasmic male sterility and fertility restoration gene in eggplant (Solanum melongena) line
(14)Mapping of quantitative trait loci controlling seedling growth in bunching onion (Allium fistulosum L.)
(15)Morphological characteristics and yield of five major cucumber types under cultivation in Japan
(16)Quantifying cucumber fruit crispness by mechanical measurement
(17)Molecular and biochemical identification of alien chromosome additions in shallot (Allium cepa L. Aggregatum group) carrying extra chromosome(s) of bunching onion (A. fistulosum L.)
(18)Development of microsatellite markers in cultivated and wild species of sections Cepa and Phyllodolon in Allium.
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093559
収録データベース研究課題データベース

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