c.カバークロップ等を活用した省資材・環境保全型栽培管理技術の開発

c.カバークロップ等を活用した省資材・環境保全型栽培管理技術の開発

課題番号2009013871
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2006-2010
年度2009
大課題D 地域特性に応じた環境保全型農業生産システムの開発
中課題c.カバークロップ等を活用した省資材・環境保全型栽培管理技術の開発
小課題c.カバークロップ等を活用した省資材・環境保全型栽培管理技術の開発
大項目試験及び研究並びに調査に係る研究の推進方向
中項目イ 農業の競争力強化と健全な発展に資する研究
摘要1)リビングマルチ栽培で安定した抑草効果を得るために重要な要因となる麦類現存量の予測モデルの試作や、麦類の生長と土壌養分との関係の解明など、リビングマルチ栽培の適用範囲の判定に必要な成果を得た。群落地表面の相対光量子束密度を約20%以下に低減し、雑草の生育量を乗算優占度で0.03m3/m2以下に抑制するイネ科と豆科の混植栽培管理条件を提示した。2)根形態解析による作物とカバークロップの相互作用について、麦類リビングマルチ大豆栽培では、大麦根は小麦根より伸長が早く、生育前期において大豆地上部の生育をより強く抑制することを明らかにした。慣行栽培における播種後約90日目の大豆乾物重はリン酸減肥で減収したが、不耕起カバークロップ大豆栽培では減肥しても収量が維持され、リン酸吸収促進効果を確認した。3)寒地大規模輪作におけるライ麦カバークロップ大豆栽培の重要課題であった雑草の生育とライ麦の再生を、フレルモアによるライ麦刈敷きとパワーハローの利用により、効率的に抑制する技術の開発に目処をつけた。 寒冷地畑輪作における麦類リビングマルチ大豆栽培では、開発した畦立て麦類・大豆同時播種機の播種能率、精度が大豆単一栽培の畦立て播種機と遜色ないことを農家ほ場で実証するなど、主要研究成果と「麦類をリビングマルチとして用いる大豆栽培技術マニュアル」をとりまとめて公表した。   関東地域田畑輪換体系でのリビングマルチ栽培では、狭畦栽培とリビングマルチを組合せた体系技術の提示のため、マルチとして有望な麦品種を選定するとともに、狭畦栽培における大豆-リビングマルチ同時播種機を試作した。また、不耕起カバークロップ大豆栽培において、十分な苗立ち数を確保できる駆動コルタ型播種機を開発し、慣行区より高い収量を実現した。4)カバークロップの新たな機能性の解明について、不耕起カバークロップ大豆栽培の土壌への炭素貯留量は、播種等の機械作業などに伴うCO2排出量よりも大きく、温暖化緩和効果があることを明らかにした。5)畦畔法面の雑草管理技術の開発では、ジュートをマルチ資材として、その植穴にカバープランツ苗を植栽する方法が植栽初期の雑草抑制に効果があることを確認した。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,カバークロップ研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,カバークロップ研究関東サブチーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,カバークロップ研究近中四サブチーム
協力分担関係福島農総セ
栃木県農試
東北大学
愛知県農試
(財)微生物応用技術研究所
岩手農研
秋田県立大学
新潟農総研
(財)自然農法国際研究開発セ
宮城県古川農試
予算区分技会交付金研究 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 委託・食料供給力強化研究[省資源プロ] 委託・環境研究[地球温暖化プロ] 文科省[科研費]
業績(1)麦類をリビングマルチに用いる大豆栽培技術
(2)Photosynthetic light response in the Japanese population of Chenopodium album
(3)Intercropping green manure species-effects on rooting patterns.
(4)チンゲンサイは無菌条件では高分子土壌有機態窒素を窒素源として利用しない.
(5)植物は土壌中の高分子有機態窒素を直接吸収し,養分として利用できるのか?
(6)ムギ類をリビングマルチとして用いたダイズ栽培におけるダイズ-ムギ類-雑草の群落空間構造
(7)Phosphorus transformation in a soybean-cropping system in Andosol: effects of winter cover cropping and compost application.
(8)Phosphorus availability and soil biological activity in an Andosol under compost application and winter cover cropping.
(9)畑地における種子食昆虫、ゴミムシ類の採食能
(10)Characterization of photoperiodic sensitivity in the Japanese population of Chenopodium album
(11)新規畦畔におけるシバ(Zoysia japonica)の役割並びに二重ネット工法の紹介
(12)有機物マルチが畦畔法面のグラウンドカバープランツの生育および雑草発生に及ぼす影響
(13)リビングマルチを利用した畑作物生産に関する栽培学的研究
(14)農林水産研究や生産現場で役立つパーソナル簡易空撮気球
(15)麦類を利用したリビングマルチ栽培における大豆の根系分布
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093583
収録データベース研究課題データベース

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