a.危害要因の簡易・迅速・高感度検出技術の開発

a.危害要因の簡易・迅速・高感度検出技術の開発

課題番号2009013937
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2006-2010
年度2009
大課題A 農産物・食品の安全性に関するリスク分析のための手法の開発
中課題a.危害要因の簡易・迅速・高感度検出技術の開発
小課題a.危害要因の簡易・迅速・高感度検出技術の開発
大項目試験及び研究並びに調査に係る研究の推進方向
中項目ウ 食の安全・消費者の信頼確保と健全な食生活の実現に資する研究
摘要1)LC-MSによるデオキシニバレノール(DON)とニバレノール(NIV)の同時検出では、LC分析の方法を改良し、より微量の試料で分析時間も短くして検出可能な方法とするとともに外部精度管理の一環である分析技能試験(FAPAS)に参加し、効率化した分析法の妥当性を確認した。農業生物資源研究所ジーンバンクに寄託されている日本各地域より分離されたFusarium菌株のうち、F. fujikuroi種複合群に分類されている菌株をコメ培地もしくはコーングリッツ培地で培養し、フモニシンの産生能を調べた結果、22株中9株でフモニシン類の産生が認められた。2)カンピロバクターの特異遺伝子を標的としたPCRによる直接種同定法に関して、増菌培養に用いる標準血液含有培地からの簡易なDNA抽出のために、迅速多重検出法のDNA抽出キットの改変により、カンピロバクターの検査の要望が高いものの、カンピロバクター以外のDNAの混在が多くて検出が困難であった鶏肉試料にも適用が可能な方法を開発した。また、検出感度は、増菌培養後の菌濃度で102〜103 CFU/mlすなわちPCR反応チューブに含まれる標的DNA量が200fgであることを明らかにした。3)LC/MS/MSによる麦類かび毒の多種同時検出条件の改良を行い、DONの3-アセチル体と15-アセチル体を区別して高感度で検出することに成功した。また、潜在リスクとして汚染が懸念されるDON配糖体について抽出・分離・検出条件の検討を行い、感度に問題があるものの検出可能となった。閉鎖型の製粉室の防爆装置を取り付けたビューラー製標準テストミルを用いて、国産品種の汚染小麦粒(九州産めん用小麦・チクゴイズミ)の製粉を数キロスケールで行った結果、小麦粒のDON及びNIVの汚染レベルの違いによって、DON、NIVの各製粉分画並びに可食部(上質粉)への移行度が異なることを単一試験室による妥当性確認を行った分析法を用いて明らかにした。4)試験室間共同試験(2機関)により、食中毒菌迅速多重検出キットによるサルモネラ検出に関して、開発増菌培地は既存標準培地と同等以上の性能があることを確認した。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品安全研究領域,食品衛生ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品安全研究領域,化学ハザードユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域,製造工学ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,微生物利用研究領域,微生物評価ユニット
協力分担関係国立大学法人北海道大学
予算区分技会交付金研究 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 委託・食の安全研究[リスク低減プロ] 内閣府競争的資金 文科省[科研費] 文科省・JST競争的資金
業績(1)Limited surveillance of fumonisins in brown rice and wheat harvested in Japan
(2)Preparation of an in-house reference material containing fumonisins in Thai rice and matrix extension of the analytical method for Japanese rice
(3)Mycotoxin toxicity in Saccharomyces cerevisiae differs depending on gene mutations
(4)gyrB遺伝子によるArcobacter属の系統解析とその多様性について
(5)Gene expression profile of MAP kinase PTC1 mutant exposed to Aflatoxin B1: dysfunctions of gene expression in glucose utilization and sphingolipid metabolism
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093649
収録データベース研究課題データベース

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