b.持続的利用可能な高生産性土地基盤の整備技術の開発

b.持続的利用可能な高生産性土地基盤の整備技術の開発

課題番号2009013962
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2006-2010
年度2009
大課題B 農村における施設等の資源の維持管理・更新技術の開発
中課題b.持続的利用可能な高生産性土地基盤の整備技術の開発
小課題b.持続的利用可能な高生産性土地基盤の整備技術の開発
大項目試験及び研究並びに調査に係る研究の推進方向
中項目エ 美しい国土・豊かな環境と潤いのある国民生活の実現に資する研究
摘要1)農地造成事業の事後評価書をもとに畑地かんがいを含む事業による省力化の効果について分析した。その結果、畑地かんがい等の導入が労働時間等を約50%削減し、省力化に貢献していることを明らかにした。また、風食実態の把握のため現場で飛土量を実測し、土壌水分(体積含水率)が0.17 m3 m-3以下、風速10m/s以上で風食が発生しやすいことなどを明らかにした。2)土壌中の硝酸態窒素の作物への利用率向上と下方への溶脱量減少を目指し、土壌中に混入した炭化物が、硝酸態窒素を吸着して一時的に作土中に保持することを明らかにした。また、20年度に明らかにした炭化物の窒素除去能力を冬季の水田水利システムにおいて維持するには、ビニールシートでの被覆など水温上昇などの管理が必要であることを野外実験により明らかにした。さらに、土壌への重量比2%以上のバガス炭の施用は、土壌の保水性を高めて、さとうきびの可製糖量の増加に寄与することを明らかにした。3)土壌水分などの諸量を同時に計測可能なシステムを構築し、TDR (Time Domain Refrectometry)センサの計測値と土壌溶液の電気伝導度の相関関係を明らかにした。また、農地表層の動態監視に関して対象深度により適した地中レーダー探査システムを選定した。4)各種衛星データを用いて対象地区の水田への水入れ時期を用水ブロック単位で把握し、水田利用状況に関する航空撮影オルソ画像の目視判読性を明らかにして、同画像を用いた耕作放棄田の省力的な調査手法を開発した。また、GISなどを基盤とした複数のシナリオから県単位の広域に分布する農地の土壌侵食防止機能を時系列的に分析する手法を開発し、耕作放棄などの土地利用変化に対応した変化が推定でき、行政部局での土地利用計画や施策に貢献できることを示した。5)炭による土壌溶液中のカドミウムの除去機能を明らかにした。アブラナ科植物のハクサンハタザオが屋外ほ場において、1年間で土壌のカドミウムを2割低減することを実証するととともに、浄化所要年数を算定する手法を開発した。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,農地工学研究室
協力分担関係(独)森林総合研究所
予算区分技会交付金研究 文科省[科研費] 文科省・JST競争的資金
業績(1)農地の持つ土壌侵食防止機能量のGISをベースとした評価-岡山県を事例として-
(2)植被が疎な小麦圃場における土壌表面の乾湿と気温が蒸散量に与える影響
(3)Removal of Nutrients, Organic Matter and Heavy Metals from Paddy Field Drainage by Charcoal
(4)ジェパラ湖集水域の土地利用変化による土壌侵食量の推定
(5)地中レーダを用いた砂質土地盤における不飽和浸透挙動の非破壊計測
(6)ハタザオ(Arabidopsis halleri ssp.gemmifera)によるカドミウム含有土壌の浄化技術について
(7)センチピードグラスを用いた草生帯の赤土流出軽減効果
(8)GISをベースとした農地の持つ土壌侵食防止機能量の分析手法
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030093674
収録データベース研究課題データベース

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