カンキツ新振興品種「はるみ」の生産安定技術の確立

カンキツ新振興品種「はるみ」の生産安定技術の確立

県名広島県
研究機関名広島県農業技術センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H14〜18
年度2003
研究対象カンキツ
概要1 樹勢低下に関与する樹体栄養生理の解明 「はるみ」樹を双幹形整枝として主枝単位で交互に着果させる主枝別交互結実法と隔年で着果樹および未着果樹を設ける樹別交互結実法を用いて,樹勢低下要因を検討した。「はるみ」では樹別交互結実法では果実の有無にかかわらず,主枝別交互結実法より光合成速度が高くなる傾向があった。また,主枝別結実法では着果させた主枝葉と未着果主枝の葉での光合成速度の差は明瞭でなかった。葉内の無機成分量や光合成産物,夏肥施用窒素の転流については,現在調査中である。2着花・着果に係わる枝梢特性および環境要因の解明 1) 夏季の乾燥と着花特性の解明 夏季,特に8月に土壌が乾燥することによって,花は前年が未結果であった枝においても0.2花しか着生せず,7〜9月を湿潤とした区と比較して1/10に減少した。さらに,結果母枝の長さも8月乾燥区で6.5cmと湿潤区の約50%程度であった。また,T/R比が4.8と根の減少が顕著であった。光合成速度も乾燥させていた期間は湿潤区より約3.0μ mol CO2 m-2 s-1低下した。8月に土壌が乾燥すると,翌年の結果母枝が短く,かつ着花数が減少し,さらに根量も減少することが明らかとなった。 2) 施肥量と着花特性の解明年間施肥量を現状の晩柑類の施肥基準量の0.5倍量〜1.5倍量としたが,葉色や光合成速度,果実品質への影響は認められず,現状の施肥量は窒素のぜいたく吸収域にあると考えられた。また,春肥あるいは夏肥に重点をおいて施肥区を設けて検討した結果,慣行の施肥方法が翌年の着花数は優れるが,樹齢が若いためさらに検討を要すると考えられた。
研究分担果研・環境資源
戦略園芸
予算区分県単
専門栽培生理
部門果樹
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030100116
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat