間伐材等を利用した土木構造物の仕様基準の開発

間伐材等を利用した土木構造物の仕様基準の開発

県名北海道
研究機関名北海道立林産試験場
課題種別試験研究課題一覧
研究期間完H13〜15
年度2003
研究対象
概要研究背景:緊急間伐総合対策が平成12年度に策定され、健全で多面的な機能を発揮する森林の育成のために「緊急間伐5か年対策」が実施されることになった。一方、自然環境に負荷の少ない材料として木材に注目が集まるようになり、治山事業等における土木資材としての用途に期待が寄せられているが、その耐久性やメンテナンス方法についての資料は少ない。研究目的:カラマツ等の間伐材を用いた土木構造物において、部材の経時的な劣化状況の把握、および強度的な耐用年限を予測することにより、木製土木構造物の耐久性に関する仕様基準を明確にする。研究内容:木製土木構造物の耐久性を明らかにするため、既存の土木構造物の腐朽被害調査を実施し、経過年数と腐朽被害度と残存強度の関係を把握する。また、野外暴露試験(ステーク試験)により、時間の経過とともに変化する腐朽被害と残存強度の関係を追跡する。これらの結果に基に、木製土木構造物の耐久性、すなわち耐力の経年変化を予測する方法について検討するとともに、耐久性を考慮した木製土木構造物の設計方法を提示する。具体的な成果及び研究目標の達成度:・北海道内で木製土木構造物の部材として利用されているカラマツの腐朽調査を実施し、各部位ごとに経過年数と腐朽(被害度、ピロディン打ち込み深さ)の関係を求め、道内での土木構造物用途でのカラマツの耐朽性を明らかにした。また、打撃音を解析することにより腐朽の程度を推定できる可能性を見いだした。・道産材等の耐朽性を短期間で評価できる室内促進劣化(ファンガスセラー)試験法を確立した。また、杭材あるいは丸太材を用いた野外ステーク試験、ファンガスセラー試験の結果から、腐朽(被害度、ピロディン打ち込み深さ)と残存強度の関係を明らかにした。・木製土木構造物の腐朽調査、ファンガスセラー試験、および野外暴露試験の結果から、土木構造物として使用されているカラマツ丸太における残存強度の経年変化を構造物の各部位ごとに推定した。またこの結果を基に、数種のモデル構造物における耐用限界を求め、従来行われていなかった耐久性を考慮した構造物の設計に関する手法を取りまとめた。
研究分担プロジェクト
戦略森林・林業・木材産業
予算区分道単
専門木材加工
部門
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030102338
収録データベース研究課題データベース

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