万能型釘抜き装置の開発

万能型釘抜き装置の開発

県名北海道
研究機関名北海道立林産試験場
課題種別試験研究課題一覧
研究期間完H14〜15
年度2003
研究対象
概要研究背景:建築リサイクル法の成立により、平成14年から建築物の分別解体が義務づけられたため、今後は比較的異物の少ない柱・梁等が大量に排出され、その再資源化が問題となる。このとき、解体材に残存している釘・金物等を効率よく除去できれば、再利用の可能性が高まるが、現在は多くの人手に頼っており、作業効率が悪い。このため、木造住宅解体材に残存する様々な形態の釘の引き抜きを、機械装置によって対応する事が可能な釘抜き装置を開発する必要がある。研究目的:現状の人手による釘抜き作業は大きな労力と時間を要し、作業効率が悪いため、再利用材のコストアップの要因となっている。このため、労力と時間を要せず、効率よく釘を抜くことができる釘抜き装置を開発する。研究内容:万能型釘抜き装置の設計・試作・実用化試験、実用釘抜き装置の検討具体的な成果及び研究目標の達成度:・釘の把持機構を備え、釘首部が取れている釘でもつかんで引き抜くことが可能な釘抜き装置の開発に成功した。・木材に打ち込まれた釘を木材表面から数mm浮かせることが可能な釘抜き補助装置を試作した。・釘抜き装置を上方から吊り下げて重量負担を少なくし、上下左右に容易に移動可能な可搬型の作業台を試作した。・解体材処理工場にて実用化試験を行い、その結果、釘1本当たりの処理時間は、釘抜き装置による作業では人手作業の約2/3の時間で処理できることが分かった。・開発した釘抜き装置及び補助装置を使用することにより、ボルト以外の釘首部の無い釘、埋没した釘、木ねじ、スクリュー釘等全ての金属を引き抜くことが可能であった。・解体材処理工場従業者に釘抜き装置の評価を依頼したところ、作業速度の向上や労働軽減において高い評価が得られた。また、いくつかの改善点が指摘され、それに基づき実用釘抜き装置を検討した。 以上の成果から当初目標としていた釘抜き装置以外の釘抜き補助装置や可搬式作業台の試作。引き抜きが困難と考えられていた木ねじをも引き抜く事が可能な釘抜き装置の開発等当初目標以上の研究成果を達成することができた。目標の達成度は極めて高い。また、従来釘抜き作業は手作業であったが、新たに機械による釘抜き装置を開発したことは画期的で、従来の作業時間、コストを著しく改善する研究成果であり、成果の有益性は極めて高い。
研究分担機械科
戦略森林・林業・木材産業
予算区分受託(民間)
専門木材加工
部門
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030102357
収録データベース研究課題データベース

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