海洋構造変動パターン解析技術開発試験事業

海洋構造変動パターン解析技術開発試験事業

県名宮城県
研究機関名宮城県水産研究開発センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H9〜17
年度2003
概要東北海区の海洋環境は、親潮、黒潮系暖水、津軽暖流、またこれらに派生する渦等に支配され、短・長期的に複雑に変動して漁場形成や沿岸域の生産力に大きな影響を及ぼしている。平成5〜8年度に実施した海況情報収集迅速化システム開発試験事業で開発されたシステムを活用し、流向・流速計(ADCP)による流速データを組織的に収集するとともに、調査船のCTDによる海洋観測データ、衛星情報等を合わせて東北海区沿岸・沖合域の高精度な海況把握と漁海況予測に資するための技術開発を行なうことを目的とする。 流向・流速の季節的な傾向を把握することを目的とし、水塊別の平年的な循環流向・流速を算出するためには、これまでに蓄積したデータに加えて更に数年分のデータが必要である。今後も沿岸定線時に継続してデータ収集するとともに、毎月の水塊毎の流速を解析していく必要がある。過去の沿岸定線100m深水温データを用いた解析では、3つの予測モデルを併用することにより、今まで主に行なってきた「偏差持続による予測」による予測精度を大きく上回ることができ、実際に速報に予測結果を掲載した。しかし、沿岸定線調査海域外から波及する水塊による影響で予測精度が落ち込むこともあり、衛星情報,流向・流速情報を取り入れてより精度向上を目指す必要がある。2004年2月上〜中旬において親潮第1分枝が常磐以南まで急激に南下したが、これも人工衛星表面水温画像を見るとその様子がはっきりと捉えられる。今後は、蓄積された流況データを用いて平年的な水塊配置・流況を把握することや、海洋観測で収集されたプランクトンや仔稚魚等の生物が「流れ」にどのように影響されるのか把握することで、漁海況予測の精度の向上を目指し、宮城県の水産業に貢献する必要がある。次年度は、流況データ・水温データを用いて「水温変化が上流から下流へ伝播すること」に焦点をあてて海況予測精度の向上を目指す。
研究分担海洋資源部
戦略水産
予算区分国庫補助(水産庁)
専門水産資源
部門水産資源
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030103645
収録データベース研究課題データベース

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