梅副産物を用いた高品質牛肉生産技術の確立

梅副産物を用いた高品質牛肉生産技術の確立

県名和歌山県
研究機関名和歌山県農林水産総合技術センター畜産試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H16〜18
年度2004
研究対象 肉用牛
概要【目的】本県の特産品である梅干し等の生産過程で梅加工副産物が多量に生じ、その有効な対処法の開発が喫緊の課題となっている。この梅加工副産物には梅干しと同様に最近人の健康面で注目されている抗酸化物質などの有効成分含有されていることが示唆されている。そこで梅加工副産物を、良質な畜産物を合理的に生産する技術が求められている熊野牛生産農家に応用することを考え、梅加工副産物の一種である梅酢を飼料に添加して肥育し、増体成績や肉質面が向上した牛肉を生産することを試みる。【方法】供試牛は黒毛和種去勢牛を梅酢添加区4頭、対照区4頭使用した。調査期間は平成16年6月〜平成17年8月まで。試験区分は濃厚飼料に梅酢原液を2L〜1L/頭・日添加する梅酢添加区と梅酢原液無添加の対照区を設定した。肥育期間は肥育前期約10〜14ヶ月齢、肥育中期約14〜20ヶ月齢、肥育後期約20〜24ヶ月齢。【結果(肥育前期まで)】1)飼料摂取量:対照区の方がDM、TDN、CPともに多かった。2)平均体重:試験開始時は、梅酢添加区が301.3kgで対照区が300.3kgとなった。肥育前期末も梅酢添加区が402.0kgで対照区が403.3kgとなり、両区にほとんど差がなかった。3)平均増体量:肥育前期期間は、梅酢添加区が100.8kgで対照区が100.3kgとなった。飼料摂取量の成績から両区の差がもっと大きくなると推察していたが、両区に有意な差はなかった。4)平均DG:肥育前期期間は、梅酢添加区が1.02kgで対照区が1.04kgとなり、両区に有意な差はなかった。5)飼料要求率:肥育前期期間は飼料摂取量、増体成績を反映して、DM、TDN、CPともに梅酢添加区が対照区より優れていた。【残された問題点】現在も肥育試験中であるため、肥育中期、肥育後期の飼料摂取量、増体成績、飼料要求率等について今後も調査する。枝肉成績については試験終了後に出荷、と体して調査する。梅酢給与牛の血中抗酸化物質等の推移、梅酢原液中の抗酸化物質等の動態についても今後分析する。
研究分担大家畜部
戦略畜産
予算区分県単
専門飼養管理
部門 牛
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030112135
収録データベース研究課題データベース

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