地球温暖化に対応した主要農作物の高品位安定生産技術の開発2.地球温暖化に対応した水稲の高温登熟障害軽減技術の開発

地球温暖化に対応した主要農作物の高品位安定生産技術の開発2.地球温暖化に対応した水稲の高温登熟障害軽減技術の開発

県名茨城県
研究機関名茨城県農業総合センター農業研究所
課題種別試験研究課題
研究期間継H16〜18
年度2005
研究対象水稲
概要目的:近年の気象変動による水稲の品質低下の実態を把握するとともに、登熟期における高温障害の生理的機作を明らかにし、高品質安定生産を得るための栽培技術を確立する。成果の概要:(1)過去26年間(昭和54年〜平成16年)の県内7地点における気象データから、県内各地域の高温少照化傾向、季節別降水量の変化が認められた。また、その変動には地域や月別で差が認められたため、近年の気象変動に応じた県内気象区分の見直しが必要と考えられた。(2)過去15年間(平成3年〜17年)の月平均気温と月平均降水量を用いてクラスター分析を行い、県内平坦地を7つの地域に再区分した。昭和50年に作成された従来の気象区分と比べると、高温化の影響により県西古河周辺部、鹿行・県南地域(利根下流域)の区分が異なった。(3)過去15年間(平成3年〜17年)の気象データをもとに、稚苗の活着限界温度の出現時期、移植時期の降霜危険度、幼穂形成期の気温と障害型冷害危険度から県内平坦地を5つに区分し、「あきたこまち」の早期栽培における適地マップを作成した。(4)登熟期における高温処理の結果から、(i)減水深の小さい圃場では弾丸暗渠施工による透水性の向上、(ii)基肥窒素量の減肥と穂肥には窒素0.2kg/aとLP30の同時施用による肥効の持続、(iii)深耕による根圏域の確保が高温登熟下における乳白粒及び背白粒の発生低減や千粒重の低下防止に効果的と考えられた。(5)県南地域の現地調査結果から、過去2年間とも減水深が20〜30mm/日と大きく、m2当たり籾数が少ないほど乳白米の発生が減少する傾向が認められた。(6)弾丸暗渠施工及び表層代かきは圃場の透水性を改善し、地下部の生育を健全化する傾向が認められたが、自然条件下で登熟させた場合、玄米品質向上や千粒重増大の効果は判然としなかった。
研究分担水田利用研究室
予算区分県単
専門栽培生理
部門
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030118380
収録データベース研究課題データベース

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