放牧飼養における家畜生産高度化技術の開発

放牧飼養における家畜生産高度化技術の開発

県名熊本県
研究機関名熊本県農業研究センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H16〜20
年度2006
概要目的:放牧は、肉用牛低コスト生産のために有効な手段であり、阿蘇地域では広大な草地を活用した周年放牧が年々増加してきている。周年放牧を行ううえで子牛の発育性、放牧牛の受胎率、放牧育成牛を肥育した場合の肉質向上などの課題解決を検討する。(i)放牧育成に適した高栄養・高生産性草地の管理法 得られた成果:トールフェスク(TF)、ハイブリッドグラス(HR)の異なる単播草地において試験した結果、牧草の被度はTF区89.1%、HR区31.3%となり、HR区で永続性が低かった。放牧期間中の一日増体量は、TF区0.85kg、HR区0.73kg、体高の伸長はTF区19.6cm、HR区16.3cmでTF区で良好な発育を示した。今後、草種を変更して試験を実施予定。(ii)放牧牛の集約的繁殖管理技術の確立 期待できる成果:放牧地での繁殖牛の発情見逃しや繁殖障害等による分娩間隔の延長が所得向上の阻害要因となっている。そのため、定時人工授精による効率的な管理方法を検討している。今後は放牧形態の違いが発情周期や分娩へ及ぼす影響等を比較し、更に牧野での定時AI実証試験を実施予定。(iii)放牧育成牛の肥育技術の確立 得られた成果:10〜25ヶ月齢の15ヶ月間の肥育期間を5ヶ月毎3期に分け、1期間のみもしくは複数期間にわたり放牧を行うことによる増体成績や肉質、脂肪酸組成及び遊離アミノ酸組成にあたえる影響について調査している。引き続き最適放牧時期や放牧期間について検討し、高品質且つ機能性の高い牛肉生産技術を検討する。(iv)集約的輪換放牧体系における育成子牛の飼養管理技術 得られた成果:放牧育成牛の発育向上を目的とし、脂肪酸カルシウムの補助飼料に添加給与の効果を検討した。一日増体量は添加区0.84kg、対照区0.80kgとなり、有意差は認められなかった。放牧草の乾物摂取量は対照区で高く、脂肪酸カルシウムの効果が相殺されたものと考えられた。
研究分担草地畜産
予算区分県単
業績(1)放牧を活用した牛肉生産とその評価要因の解明
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030134414
収録データベース研究課題データベース

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