中山間水田における飼料イネを基軸とする耕畜連携システムの確立

中山間水田における飼料イネを基軸とする耕畜連携システムの確立

県名広島県
研究機関名広島県立総合技術研究所畜産技術センター
課題種別試験研究課題
研究期間完H18〜H19
年度2007
概要目的:飼料イネWCSの利用をより広範に安定して進めるために、育成期等における給与馴致方法や、乾乳期および泌乳最盛期において、飼料イネWCSと他の粗飼料との組合せで栄養的に補完したTMRの調製、給与方法について検討し、飼料イネWCSの生産、給与技術マニュアルを作成する。、得られた成果:(ア) 飼料イネWCS摂取未経験育成牛において、飼料イネWCSの嗜好性は良好であり、摂取量が有意に高く(P<0.01)、馴致を必要としないことを明らかにした。、(イ) 泌乳前期には、飼料イネWCSの切断長は長いものよりも1.5〜3.0cmの短いもので乾物摂取量、泌乳成績が良好であることを明らかにした。、(ウ) 飼料イネWCSを用いたTMRの給与実証試験、(1) 乳量30kg/日程度の乳牛に対して、乾物摂取量24kg/日として、飼料イネWCSの原物14kg(乾物摂取量は4.8kg)/日の給与で、NDF含量は乾物中31〜32%、子実排せつに伴う養分ロスを補正するためにNFC含量は乾物中38〜40%に調整することにより、泌乳成績が維持できることを示した。また、飼料イネWCSと食品副産物を用いることで、飼料費を20〜30%低下できることを示した。、(2) 乳量30kg/日の乳牛において飼料イネWCS原物5kg(乾物2kg)/日で、食品副産物混合割合45%のTMR給与でも、NDF含量とNFC含量の調整で、飼料の切替による乳量の低下もなく、乳量、乳成分が向上することを明らかにした。、(3) 乳量35kg/日以上の乳牛において、乾物摂取量25kg/日として、飼料イネWCSを原物5.5kg(乾物1.8kg)/日、豆腐粕を原物4.9kg(乾物1.0kg)/日の給与で、粗飼料割合が36.1%、NDF含量が34%、NFC含量が36%の場合には乾物摂取量、乳量が抑制されるが、粗飼料割合を31.8%に低下させ、NDF含量32%、NFC含量41%に調整したTMRの給与では、泌乳成績が維持されることを明らかにした。、、
研究分担飼養技術研究部
予算区分受託(独立行政法人)
業績(1)1.5cmに切断した飼料イネWCSを原料とした乳牛用発酵TMRの給与効果
(2)飼料イネWCSを20%混合した発酵TMRの農家実証での給与効果
(3)飼料イネホールクロップサイレージの刈取時期の違いが子実排せつ量に及ぼす影響
(4)飼料イネホールクロップサイレージの切断長の違いが子実排せつに及ぼす影響
(5)飼料イネホールクロップサイレージにおける切断長と給与子実形状の違いが乳牛の乳生産に及ぼす影響
(6)抗張強度の異なる飼料イネホールクロップサイレージの給与が乳牛の子実排せつ率に及ぼす影響
(7)粗飼料と粗濃比の異なるTMR給与における粗飼料価指数の推定
(8)飼料自給・最前線 飼料イネホールクロップサイレージと食品副産物を用いた発酵TMRの給与
(9)飼料イネ+食品副産物の発酵TMRで高泌乳&コストダウン
(10)高泌乳牛への飼料用稲WCS給与
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030142362
収録データベース研究課題データベース

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