温暖化に対応した水稲の品種選定と栽培技術の確立

温暖化に対応した水稲の品種選定と栽培技術の確立

県名岡山県
研究機関名岡山県農業総合センター農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間新(H21〜23年度)
年度2009
概要「目的」温暖化や異常高温などにより米の外観品質や食味の低下が懸念されている。そこで、温暖化が進展しても高品質が維持される良食味品種を選定するとともに、高品質で良食味米が生産できる省力的な栽培技術を確立する。、「成果」高温登熟耐性に優れると考えられる品種・系統について高温処理を出穂期から行い、高温登熟耐性の評価を行った結果、「西海267号、中国193号、南海166号、南海167号、きぬむすめ」は未熟粒割合が低く、高温処理した場合でも未熟粒の増加が少なく、収量性も良好であった。「にこまる、きぬむすめ」の栽培特性を把握した結果、両品種ともに、いずれの作期、施肥量においても「ヒノヒカリ」とおおむね同等以上の収量及び品質が得られた。高品質、良食味を維持できる省力的な施肥方法を確立するため、肥効の異なる被覆肥料の施用が収量、品質、食味に及ぼす影響を調査した結果、IB化成の2回分施は、化成肥料分施とほぼ同様の生育経過を示し、収量、食味値が高く、品質も化成肥料分施と同等であった。「ヒノヒカリ」では、エムコート567GやLPD80は、単位面積当たり籾数が多く、増収しやすかったが、未熟粒率が高かった。また、生育後半まで葉色が濃く、タンパク質含量が増加した。44号+MS100Hは、単位面積当たり籾数が少なく、検査等級は1等であったが、生育後半の葉色が濃く、タンパク質含量は高くなった。IB化成の2回分施は、収量はやや少ないものの、品質、食味値は化成肥料分施と同等であった。現地試験で「きぬむすめ」は津山市、「にこまる」は岡山市、倉敷市及び笠岡市の現地圃場において、現地慣行施肥量及び多肥又は少肥で、生育、収量、品質を検討した結果、両品種とも、いずれの場所においても対照品種に準じた肥培管理をすることにより、同程度の収量が得られた。また、「にこまる」は、施肥量を「ヒノヒカリ」の3分の2程度にしても収量が低下する場合があり、減肥の可能性が示された。両品種とも青未熟粒の発生が多く見られ、今後検討の必要があると考えられた。、
研究分担作物研
予算区分県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030159933
収録データベース研究課題データベース

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