ブドウの新栽培技術の確立

ブドウの新栽培技術の確立

県名岡山県
研究機関名岡山県農業総合センター農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間完(H17〜21年度)
年度2009
概要「目的」早期成園化と多収が可能な栽培法である超密植灌水同時施肥法に適する品種を選定するため、花穂着生、果実品質及び収量性を検討した。、「成果」「オーロラブラック」は花穂着生、果実品質及び収量が安定し、本栽培法への適応性が高い。「シャインマスカット」は花穂着生がやや劣るものの、収量の低下は定植3年目のみで、果実品質は安定して優れており、本栽培法への適応性が高い。「超密植灌水同時施肥栽培法に適する作型の選定を「ピオーネ、オーロラブラック」で検討した結果、両品種ともトンネル栽培が適していた。現地圃場でのトンネル栽培では前年度、定植苗の生育が劣り、定植2年目の本年度は初結果させたが、樹の個体差が大きく、収穫果実の果粒肥大と着色が不十分であった。これは、取り組んだ2戸は、ブドウ専業農家で経験も豊富であるが、新しい栽培法であることから、天候や生育に応じた灌水量や施肥量の調節等の臨機応変な対応が不十分であったためと考えられた。超密植灌水同時施肥栽培の経済樹齢を検討した結果、「ピオーネ、オーロラブラック」は定植7年目に花穂数と新梢葉面積が減少し、果実品質と収量が低下したため、経済樹齢は定植後6年程度であると考えられた。「オーロラブラック、シャインマスカット」は「ピオーネ」に準じた栽培方法で早期成園化し、多収が可能である。果実品質の向上を目的に、「ピオーネ、オーロラブラック、シャインマスカット」を供試し、慣行栽培と同等の樹冠面積、台木を用いた樹に対して灌水同時施肥を行い、灌水施肥量、生育期、果実品質及び収量を慣行栽培と比較検討した結果、10a当たり総灌水量と総窒素施用量は240tと6.4kgとなり、慣行栽培と比べて明らかに少なかった。成熟は3品種とも盆前の7月下旬から8月上旬となり、秀品規格を満たした果実が生産できた。また、「ピオーネ、オーロラブラック」で灌水同時施肥を行うと慣行栽培に比べて、裂果の発生が少なく、果粒が大きい傾向が認められた。
研究分担果樹研
予算区分県単
業績(1)養液栽培したブドウ‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’の葉色と結実,果実品質および収量との関係 
(2)ブドウの超密植・灌水同時施肥栽培について 
(3)超密植と灌水同時施肥による高収益型ブドウ生産システムの構築 
(4)果樹研究室における研究成果 その1 
(5)果樹研究室における研究成果 その2 
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030159941
収録データベース研究課題データベース

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