高糖分飼料イネを核とした中山間地域耕畜連携システムの確立

高糖分飼料イネを核とした中山間地域耕畜連携システムの確立

県名広島県
研究機関名広島県立総合技術研究所畜産技術センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H21〜24
年度2009
概要目的、従来の飼料イネよりも,耐倒伏性に優れ,茎葉の糖含量が高い特性を活用した,多肥栽培による多収化,遅刈収穫による低カロテン化,豊富な糖を活用したサイレージの高品質化,および高い栄養価が期待される高糖分飼料イネ「中国飼198号」について,飼料特性を解明し,乳牛から肥育牛まで多様な畜種への給与技術を確立する。高糖分飼料イネ「中国飼198号」の栄養成分,サイレージ発酵品質及び嗜好性,消化性に関する飼料特性を明らかにする。、成果、1.消化試験(メンヨウ:全ふん採取法)、・ 粗タンパク,粗脂肪及び可溶無窒素物の消化率は両者に違いは認められなかったが,粗繊維及び中性データジェント繊維の消化率は,中国飼198号がクサノホシよりも有意に高かった。、・ 乾物中の可消化養分総量は中国飼198号が59.0%,クサノホシが55.5%と推定され,中国飼198号がクサノホシよりも栄養価が高かった。、・ 中国飼198号及びクサノホシのin situ法による茎部の第一胃内消失率は,24時間後が65.2%及び42.9%,48時間後が69.8%及び65.2%で,中国飼198号の消失率が高かった。一方,葉部の第一胃内消失率には大きな違いはなかった。、・ 以上のことから,中国飼198号のサイレージは,繊維の消化率が高く,家畜の摂取量向上や,給与上限の向上に有利な特性をもっていることが示唆された。、2. 栄養成分、・ 出穂後30日目の乾物率は,施肥量が多い区で低い傾向が認められた。、・ 中国飼198号の粗タンパク質含量はクサノホシと同程度で,施肥量に比例して多かった。、・ 中国飼198号の粗脂肪含量はN28区が高い傾向を示し一部で有意差が認められた。、・ 中国飼198号の粗繊維含量はクサノホシよりも有意に少なく,中性デタージェント繊維含量も少ない傾向が認められた。、・ 中国飼198号の非繊維性炭水化物は,多肥区が施肥量の少ない区よりも少なかった。、・ 中国飼198号の乾物中糖含量は,クサノホシよりも有意に多かった。、・ 中国飼198号の乾物中糖含量は,施肥量が多いほど高い傾向がみられ,一部で有意差が認められた。また、出穂後40日目の糖含量が30日目よりも高かった。
研究分担飼養技術研究部
予算区分受託(独立行政法人)
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030160072
収録データベース研究課題データベース

研究課題アクセスランキング

Copyright 2017 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター

Tsukuba Business-Academia Cooperation Support Center, Agriculture, Forestry and Fisheries Research Council Secretariat