b 水土保全機能の評価及び災害予測・被害軽減技術の開発

b 水土保全機能の評価及び災害予測・被害軽減技術の開発

課題番号2010015026
研究機関名森林総合研究所
研究期間2006-2010
年度2010
大課題(イ)森林と木材による安全・安心・快適な生活環境の創出に向けた研究
中課題b 水土保全機能の評価及び災害予測・被害軽減技術の開発
小課題b 水土保全機能の評価及び災害予測・被害軽減技術の開発
大項目1 研究の推進
中項目(1)重点研究領域
摘要<研究内容>施業や森林の変化による水循環への影響を明らかにするため、間伐に伴う林地の水収支や森林の変遷に伴う蒸発散量の長期変化を明らかにする。カンボジアの落葉林と常緑林における立地環境の特徴を明らかにするため、土層厚等の基盤情報の整備を行うとともに土壌水分の変動を明らかにする。首都圏の森林流域における窒素飽和現象を解明するため、試験地流域における窒素収支を明らかにする。流域単位における山地災害危険度の評価手法の高度化を図るため、航空写真やレーザーデータを用いて崩壊の予兆現象を明らかにする。効率的な治山施設配置計画等に資するため、土石流水路実験によって崩壊を起因とした土石流の流動化機構を明らかにする。海岸防災林の機能向上を図るため、津波被害軽減及び侵入広葉樹制御に着目した管理手法を開発する。<成果の概要と活用>積雪地帯と非積雪地帯での間伐に伴う水収支に強い影響を与える融積雪量や蒸発散量の変動実態解明、アジアモンスーン地帯のカンボジアにおける落葉林と常緑林の土壌をはじめとする立地環境条件の解明、レーザー測量による山地崩壊の予兆現象を捉える新たな手法の提示、侵入広葉樹の活用を含めた海岸防災林の管理手法の開発等を行った。得られた成果は、森林管理局等の行政機関に受け渡すとともに、「水の週間」等の行事での解説やホームページ、パンフレット等を通じて広く社会に還元することができた。
研究分担(独)森林総合研究所,研究コーディネータ
予算区分新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 林野庁交付金 林野庁・その他 文科省[科研費] 環境省・その他 その他
業績(1)間伐が無積雪期における蒸発散量に及ぼす影響
(2)スギ・クヌギのせん断力補強強度の推定
(3)山地災害を防止する根の強さを調べる
(4)2009年に山口県で発生した豪雨災害と過去の森林破壊の影響
(5)荒廃地など早期緑化に貢献する「菌根形成・管理マニュアル」を作成
(6)東京都三宅島雄山噴火災害跡地における土砂流出量の観測
(7)クロマツ海岸林の本数調整は自然間引きに任せてよいか?
(8)水流出に対応する植生の指標について−竜ノ口山森林理水試験地を例として−
(9)送風実験によるカラマツ風衝樹作成の試み
(10)南九州における森林からの河川水の流出観測から見えてくるもの
(11)人工砂丘が発揮する防風範囲の推定−風向の違いを考慮した模型風洞実験の結果から−
(12)Water Resources Observation and Large-scale Model Estimation in Forest Areas in Mekong River Basin
(13)2000年三宅島噴火災害とその後の復旧
(14)過去100年間の森林と土砂災害の変化
(15)森林小流域における部分伐採と皆伐が蒸発散に及ぼす影響
(16)雲仙普賢岳1990-1995噴火災害後の山腹の復旧状況と土砂流出
(17)森林のバイオマットがもつ濁水ろ過機能の定量的評価に向けた予備的実験
(18)筑波共同試験地スギ・ヒノキ人工林における無機態窒素生成
(19)妙高・幕ノ沢における大規模雪崩の流動
(20)筑波共同試験地ヒノキ人工林におけるリターフォール窒素量
(21)積層した岩塊の流下実験における到達距離に関する検討
(22)人工砂丘の防風範囲が斜めからの風に対して減少するメカニズム
(23)ハマニンニクの飛砂捕捉量測定
(24)Study of a large-scale dry slab avalanche and the extent of damage to a cedar forest in the Makunosawa valley, Myoko, Japan (妙高・幕ノ沢における大規模な乾雪表層雪崩とスギ林への被害)
(25)Observations of solid precipitation particles, precipitation intensity, and radar parameters in the Niigata region: Overview (新潟地域における固体降水粒子、降水強度、レーダーパラメータの観測:概論)
(26)宮崎県北部耳川〜都農川間での消波工設置に起因する保安林の成育阻害
(27)An index for evaluating mean annual runoff, affected by the vegetation cover in forest watersheds(森林流域における植被を反映した年平均流出を評価する指標)
(28)治山えん堤背後堆砂の水分条件と流下土砂の捕捉率
(29)火山性堆積物分布域における山地の地震時斜面崩壊への地層厚の影響の検討
(30)岩手宮城内陸地震時の被災山地における地震動分布の特徴
(31)埋没谷斜面における地震動観測
(32)Variation of Retention Curves in the Past 70 years in the Tatsunokuchi-yama Forested Experimental Watershed(竜ノ口山森林理水試験地における過去70年間の保留量曲線の変動)
(33)風洞実験による人工砂丘防風効果範囲の推定
(34)新刊紹介 太田陽子,小池一之,鎮西清高,野上道男,町田洋,松田時彦著 『日本列島の地形学』
(35)シリーズ「近年の土砂災害」−妙高山域の幕ノ沢における大規模雪崩−
(36)Shear behaviour in numerical triaxial compression tests by 3D fluid-coupled DEM -a fundamental study on mechanisms of landslide initiation-(間隙水圧連成型の3次元DEMを用いた三軸試験の数値実験−地すべり発生機構の基礎研究−
(37)2006年フィリピン共和国で発生した大規模地すべり
(38)カンボジアの森林流域における水資源量-国際河川メコン川下流域における森林流域水資源量及び季節変動一
(39)山腹崩壊の実態とその予測−素因と誘因の特徴から−
(40)森林の保水力について
(41)文献資料と毎木調査によるスギ人工林間伐前後における流域葉量の推定手法について
(42)カンボジアの森林流域におけるモニタリングシステムの構築と環境変動
(43)雲仙普賢岳火砕流堆積斜面における緑化植物の植生調査と降雨時の表面流観測
(44)地下水排除の場所が及ぼす大規模地すべり斜面の安定性の変化
(45)森のはたらき 海岸林−飛砂防備機能−
(46)シリーズ「近年の土砂災害」-2006年8月18日岩手山南麓御神坂沢で発生した土石流災害-
(47)地震後に活動が沈静化した地すべりの土質力学的検討
(48)大河の水は混ざりにくいのか?―メコン川とトンレサップ川の合流点付近における研究事例
(49)海岸林の津波氾濫流減衰機能に関する検討−流水への実樹木の抵抗特性と枝葉分布を用いた数値シミュレーション−
(50)2009/2010冬季の北信越地方の多雪
(51)土砂の流下実験における治山えん堤の土砂捕捉機能について
(52)海岸クロマツ林再生のための直播き試験
(53)海岸林クロマツ林再生のための被覆材を用いた直播き試験
(54)山間部におけるレーダ・アメダス降雪水量の評価
(55)岩塊積層体の流下距離と岩塊個数の関係の検討
(56)東北森林管理局山地水保全機能調査
(57)クロマツ海岸林の管理の手引きとその考え方−本数調整と侵入広葉樹の活用−
(58)雪崩災害を軽減する森林のはたらき
(59)多雪山地源流域における流出土砂量の経時変化
(60)2008年岩手宮城内陸地震災害地での地震後の斜面崩壊発生の地形・地質的要因について
(61)2008年岩手・宮城内陸地震により発生した線状凹地の変形
(62)Experiment of direct seeding for reforestation of devastated land
(63)スギ人工林間伐前後における林内雨のpHとECの変化
(64)人工砂丘の防風効果が斜めからの風に対して低下するメカニズム
(65)Estimating diameter at breast height from measurements of illegally logged stumps in Cambodian lowland dry evergreen forest (カンボジア低地乾燥常緑林における違法伐採根株からの胸高直径推定の試み)
(66)「日本の国土の変遷と災害」をはじめるにあたって
(67)リター除去が表層土壌の炭素貯留量に及ぼす影響
(68)クロマツ海岸林における天然更新の実態と本数調整の試み
(69)茨城県の村松海岸林で実施した飛砂量観測
(70)Use of a Combined Penetrometer?Moisture Probe Together withGeophysical Methods to SurveyHydrological Properes of a Natural Slope
(71)東北地方北部新井田川上流部の洪水堆積物が示す観測期以前の洪水
(72)岩手・宮城内陸地震によって発生した土砂災害の特徴と発生機構
(73)研究の“森”から「熱帯雨林の菌根は山火事でどんなダメージを受けどう回復したか」
(74)カンボジア東部の落葉林における土壌環境
(75)土壌有機物の濡れと森林土壌中の水移動
(76)大気から森林への窒素流入負荷量の広域評価
(77)高濃度火山ガスの影響を受けた三宅島噴火堆積物斜面における噴出物表層部堆積構造の変化と植生回復過程
(78)北海道の広葉樹林における落葉飛散距離の観測
(79)林齢の異なるスギとヒノキ林におけるリターフォール窒素量の比較
(80)岩手・宮城内陸地震で発生した崩壊の特徴(II)
(81)宝川森林理水試験地における積雪深変化への植生の影響−数値林冠高データの単木抽出結果を用いた解析−
(82)カンボジア国低地乾燥常緑林における蒸散活動の種間差
(83)カンボジア国低地落葉林の樹幹流量に影響を及ぼす要因
(84)間伐が水流出へ及ぼす影響―常陸太田試験地における間伐後約1年間の観測結果から−
(85)クロマツの抵抗特性と枝葉分布を用いた数値計算による海岸林の津波氾濫流減衰機能の検討
(86)Changes in groundwater level dynamics after low-impact forest harvesting in steep, small watersheds
(87)阿蘇地域の崩壊事例にみられる森林の崩壊防止機能
(88)文献資料と毎木調査によるスギ人工林間伐前後における流域葉量の推定
(89)多層モデルを用いて検討したカンボジア低地常緑林における蒸発散特性
(90)松枯れ発生地域におけるクロマツ海岸林の樹種転換のためのゾーニングの試案−クロマツ樹高を指標にした侵入樹種の適切な選択−
(91)スギ林における間伐区と無間伐区の積雪深の比較
(92)2008年岩手・宮城内陸地震前後における災害地周辺の先行土湿
(93)積雪地帯の近接した3小流域における水文特性の比較
(94)Estimation of water saturated areas in Northeast Thailand using a large-scale water balance model
(95)数値地図から求めた土工量の精度
(96)菌根菌ショウロの接種がクロマツ実生のマツ材線虫病進展に及ぼす影響
(97)土砂の流下実験における治山えん堤の土砂捕捉機能の検討
(98)クロマツ苗木の高温耐性限界
(99)土壌水分計付貫入計と物理探査手法を組み合わせた斜面水文特性の計測
(100)数値地形図を用いた作業道土工量の算出−断面積を求める斜面傾斜の誤差−
(101)2008年岩手・宮城内陸地震による土砂災害
(102)カンボジア低地常緑林流域における降雨特性についての検討
(103)2008年の岩手・宮城内陸地震によって栗駒山ドゾウ沢源頭部で発生した崩壊
(104)カンボジア低地常緑林流域における気象要素の年々変動について
(105)2004年南アルプス・アレ沢崩壊地で発生した岩盤崩壊の発生要因
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030162266
収録データベース研究課題データベース

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