c.農産物・食品の流通の合理化と適正化を支える技術の開発

c.農産物・食品の流通の合理化と適正化を支える技術の開発

課題番号2010014922
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2006-2010
年度2010
大課題C 農産物・食品の品質保持技術と加工利用技術の開発
中課題c.農産物・食品の流通の合理化と適正化を支える技術の開発
小課題c.農産物・食品の流通の合理化と適正化を支える技術の開発
大項目試験及び研究並びに調査に係る研究の推進方向
中項目ウ 食の安全・消費者の信頼確保と健全な食生活の実現に資する研究
摘要1)3〜4月に収穫されたいちご「とちおとめ」の果肉硬度は約5.1Nであり、1〜2月収穫の約6.1Nのものに比べ軟質で、ソフトパックでの包装時においても半分以下の衝撃加速度で損傷が発生すると推測された。また、損傷したいちごは10℃以下の低温では、CA環境下では果肉の軟化が抑えられ微生物の増殖が抑制され、さらに洗浄により非損傷のもとの同等にまで付着微生物を低減できることを明らかにした。3次元シミュレーションでは、3次元振動損傷を現場で利用しやすい1次元の振動試験機を用いて再現する手法を開発し、これをJR鉄道コンテナでの段ボール箱による輸送に適用して、段ボール箱の形状変更等の損傷軽減対策が有効性の確認に利用できることを実証した。2)収穫後の生体調節機能の制御による長期の品質保持を目的として、レモン収穫後の貯蔵温度と果実の呼吸量との関係式を明らかにし、貯蔵中の積算呼吸量のシミュレーションを行った結果、主要産地である広島県では気温の低い1月以降に収穫し貯蔵開始することが望ましいことが明らかとなった。さらに収穫カゴへの取り込みや選果ライン等での衝撃ストレスの低減や、現行の微細孔OPPフィルムの水蒸気透過性を向上させる包装が有効であることを明らかにし、総合的に国産レモンの鮮度保持条件を提示した。3)果実の日持ち性向上の基礎的知見の収集を目的とした成熟制御因子の解明では、トマトの成熟制御転写因子であるRINが直接的に制御する遺伝子を探索し、エチレン生合成の鍵酵素や果実軟化に関わる酵素等の遺伝子群を明らかにするとともに、RIN自身の制御機構を明らかにした。さらに、果実細胞内でRINと二量体を形成して転写制御する新規転写制御因子を同定し、果実成熟の制御ネットワークの一端を明らかにした。4)機能性包装資材の開発では、現行のパーシャルシールでは、孔の面積が大きいため十分なMA効果が得られないはずであるが、青果物を入れた場合に生じる袋内の結露水滴により微細孔の一部が水封され、結果として良好なMA環境が得られていることが判明した。しかし輸出のような長期間貯蔵の場合は、水封度合いが高くなりすぎて低酸素状態となり、嫌気呼吸で異臭を発生する場合がある。この解決法として、直径50-100μmのレーザー孔を開けることで、一定レベル以上のガス透過性を担保でき、にらやねぎ、トマト、メロン等の各種青果物の船舶での輸出などの長期貯蔵リスクを軽減することが可能であることを明らかにした。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域,食品包装技術ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域,流通工学ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域,流通工学ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域,食品包装技術ユニット
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品バイオテクノロジー研究領域,生物機能制御ユニット
協力分担関係神奈川県
国立大学法人岐阜大学
キョーラク(株)
全国農業協同組合連合会
ホクレン農業協同組合連合会
王子インターパック(株)
(株)三菱総合研究所
公立大学法人宮城大学
明治製菓(株)
予算区分技会交付金研究 イノベーション創出事業 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 委託・環境研究[バイオマスプロ] 委託・先端技術[食品ナノテクプロ] 文科省・JST競争的資金 その他
業績(1)Biosurfactants for microbubble preparation and application
(2)Impact damage to apple fruits in commercial corrugated fiberboard box packaging evaluated by the pressure-sensitive film technique
(3)Characterization of a soybean oil-based biosurfactant and evaluation of its ability to form microbubbles
(4)Five carboxin-resistant mutants exhibited various responses to carboxin and related fungicides
(5)Identification of potential target genes for the tomato fruit-ripening regulator RIN by chromatin immunoprecipitation
(6)Effects of sampling intervals on truck transport vibration levels
(7)成熟遺伝子型の異なるトマト緑熟果実の果皮色変動予測モデル
(8)食品分野における環境負荷の見える化
(9)イチゴ輸送中の衝撃解析と損傷発生予測
(10)ソフトパックにより包装されたイチゴの損傷発生に及ぼす衝撃の影響
(11)Effects of storage temperature on the postharvest quality of three asparagus cultivars harvested in spring
(12)収穫後の衝撃がレモン果実貯蔵中の腐敗の発生に及ぼす影響
(13)Hot air drying characterisitcs of sweet potato using moisure sorption isotherm analysis and its quality changes during drying
(14)調理用トマトの乾燥およびブランチングへのマイクロ波の適用
(15)密植栽培がムラサキアスパラガス‘パープルパッション’の収量および生育に及ぼす影響
(16)パーシャルシール包装による青ネギの鮮度保持技術
(17)Evaluation of high electric field chamber for shelf life extension of food and agricultural commodities
(18)Cooking properties of different forms of rice cooked with an automatic induction heating system rice cooker
(19)Changes in sugar and total oxalic acid contents in different sections of bamboo shoots harvested at different maturity
(20)オウトウ輸出における荷傷み防止方法
(21)モモ輸出における荷傷み防止方法
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030162415
収録データベース研究課題データベース

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