種苗放流が遺伝的多様性に与えるリスクの評価と低減技術の開発

種苗放流が遺伝的多様性に与えるリスクの評価と低減技術の開発

課題番号2010015429
研究機関名(独)水産総合研究センター,神奈川県(水産技術センター),福山大学,宮城県水産技術総合センター,福島県(水産試験場・水産種苗研究所)
研究期間2007-2011
年度2010
小課題種苗放流が遺伝的多様性に与えるリスクの評価と低減技術の開発
摘要(1)現在までに,(1)マダイ,ホシガレイともに精度良く効率的なDNA分析・解析手法を案出・開発することに成功した。加えて,(2)日本周辺海域におけるマダイ及びホシガレイの遺伝特性を明らかにするとともに,管理すべき遺伝的な資源集団の範囲(遺伝的な管理単位)を把握した。さらに(3)2種ともに飼育親魚の多様性および有効親魚数の影響で放流種苗の遺伝的多様性が天然魚より低下していたが,ホシガレイでは放流による天然資源への遺伝的な影響は現在のところ認められないことを明らかにした。一方,マダイでは日本周辺の遺伝的特徴と比較して神奈川県海域は異質性が高く,長期,大量放流による遺伝的リスクの存在が示唆された。(2)ホシガレイでは栽培漁業の作業工程(親魚→種苗→成熟)で生じる遺伝的リスクの発現機序およびその過程を把握し,マダイについてはこれまで実施してきた種苗放流が天然資源に与える遺伝的影響を推定する。これらを基に様々な条件を設定してシミュレーションを実施し,親魚管理,採卵,種苗生産,放流の各工程別に合理的なリスク低減技術を開発する。
予算区分新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
業績(1)Genetic population boundaries in shallow evolutionary lineages found in a flatfish Verasper variegatus.
(2)Successful stocking of a depleted species, spotted halibut Verasper variegatus in Miyako Bay, Japan: evaluation from post-release surveys and landings.
(3)ケージ試験を用いたホシガレイの放流技術開発
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030162873
収録データベース研究課題データベース

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