低・未利用食品残さの高度利用技術の開発

低・未利用食品残さの高度利用技術の開発

課題番号2010015430
研究機関名(独)農業・食品産業技術総合研究機構,(国)名古屋大学,日本ハム(株)中央研究所,千葉県,日本大学生物資源科学部,大阪府環境農林水産総合研究所,長崎県,三重県,食協(株)(企画開発部),(国)宮崎大学
研究期間2008-2010
年度2010
小課題低・未利用食品残さの高度利用技術の開発
摘要(1)洗米排水の飼料利用について、米の加工工場等において超節水型洗米装置を用いることで濃厚な洗米排水を回収する技術と、ギ酸添加による鮮度保持技術の開発を行った上で、濃厚洗米排水の化学成分と栄養価を明らかにした。これを配合したリキッド飼料を給与した肥育豚は増体量と飼料要求率が向上することが示され、大量廃棄されている洗米排水の優良飼料化が可能であることを示した。(2)豚用飼料中のEE含量を様々な水準で変動させた飼養試験から、脂肪含量の平均値を最大10%までとし、変動幅を3〜6%の範囲で変動させた場合、この範囲内では、採食量は変わらないという前提で給与量計算を行ってよいことを明らかにした。また、高水分・高タンパク質な食品残さにおいて、ギ酸とプロピオン酸の複合添加により、酵母の増殖を抑制できること、また、実証試験においてギ酸とプロピオン酸の複合添加で発酵リキッド飼料の発酵品質を安定させ、保存性を改善できることを示した。(3)エコフィード給与豚の脂肪質向上などのため、豚肉脂質を評価できる専用の携帯型近赤外光ファイバ装置とその方法を検討し、ヒトでは正確に判断できないケースでもこの技術によれば迅速かつ安全に評価が可能であり、食肉市場で実用可能な豚脂肪質の迅速非破壊評価技術となった。また、消費者アンケート調査により、「エコフィード」の認知度が低いこと、「エコフィード」利用型豚肉に肯定的なイメージを持つ消費者群は養豚や飼料に関する知識が高いことを明らかにした。(4)食品残さ利用の飼料費低減効果を明らかにし、消費者の嗜好等をもとに生産物の差別化戦略を示した。さらに食品残さの飼料化を社会的観点から最終処分費用を節約して生産財に転化する静脈産業として評価を行った。濃厚洗米排水処理・利用システムについてLCAを行い、濃厚洗米排水の処理・利用法のGHG排出量は、沈殿濃縮飼料化が最も小さく、続いて加熱濃縮飼料化 (濃縮倍率2倍)であり、乾燥飼料化は排水処理よりも大きいことを明らかにした。
予算区分新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
業績(1)Impressions and purchasing intentions of Japanese consumers regarding pork produced by ‘Ecofeed,’ a trademark of food-waste or food-co-products animal feed certified by the Japanese government.
(2)飼料用米(籾米)破砕ソフトグレインの製造
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030162874
収録データベース研究課題データベース

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