乾シイタケの高精度原産国判別法の開発

乾シイタケの高精度原産国判別法の開発

課題番号2010015462
研究機関名(財)日本きのこセンター,(国)京都大学,(独)農業環境技術研究所
研究期間2008-2010
年度2010
小課題乾シイタケの高精度原産国判別法の開発
摘要(1)既往の研究で、日本産の乾シイタケ(全て原木栽培品)は中国産の菌床栽培シイタケとは高精度に判別できるため、本課題では原木栽培品同士の判別を目的とした。確かな原木栽培シイタケを収集するため、日本産は生産者から直接購入し、韓国産と中国産は当該国を訪問して購入した他、国内の輸入業者や当該国のきのこ研究者などの強力を仰いで入手し、計画数を確保した。(2)同位体比を調査する重元素としては既往の研究で成功率の高いストロンチウムと鉛を選んだ。また、同位体比による判別を補佐するため、産国間で濃度分布が有意に異なる27元素のデータを蓄積し、日本産78点、中国産64点、韓国産45点の分析結果から、日本産と中国産の判別にはAs、Ca、Li、Mg、Mn、Mo、Na、Rb、日本産と韓国産の判別にはAs、Cu、K、Mg、Pb濃度が指標となりうることを明らかにした。(3)試料1gをヒートブロック中で4時間以内に分解する手法を確立した。この分解法は微量元素の定量にも適用可能であった。ストロンチウムと鉛については希酸による抽出も適用可能であった。固相抽出(Sr樹脂)によるストロンチウムの分離法を確立し、分解から分離までの所要時間は1日以内になった。ストロンチウムの分離は、液送ポンプと電動バルブの組み合わせにより半自動で実施できるようになった。(4)多重検出器型ICP質量分析計に脱溶媒試料導入装置を導入するなどの改良を行い、ストロンチウムと鉛の同位体分析感度をそれぞれ3倍以上および5倍以上に向上させた。本装置を用いて供試全サンプルのストロンチウム同位体比(87Sr/86Sr)を測定するとともに、一部のサンプルについて鉛同位体比を測定した。
予算区分新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030162906
収録データベース研究課題データベース

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