食品偽装表示防止のための食肉原料の非破壊迅速鑑定技術の開発

食品偽装表示防止のための食肉原料の非破壊迅速鑑定技術の開発

課題番号2010015466
研究機関名(独)農業・食品産業技術総合研究機構,全国農業協同組合連合会飼料畜産中央研究所,(株)相馬光学
研究期間2008-2010
年度2010
小課題食品偽装表示防止のための食肉原料の非破壊迅速鑑定技術の開発
摘要(1)当該プロジェクト研究に必要な食肉試料及び化学分析値を別の中課題に提供した。また、脂肪酸組成等24変数により、牛肉・豚肉において20%の異なった食肉の混入を6%〜11%の誤判別率で識別できた。(2)挽肉試料をポリエチレン袋に詰め、手で捏ねるようにして挽肉試料中の空隙を取り除いた後、ポリエチレン袋を介してインタラクタンス法により測定する方法が最良であることを明らかにした。(3)試料のホモジナイズ処理及び試料の真空包装は定量分析の測定精度の向上に繋がらなかったが、スペクトルの平均化処理は測定精度向上にとって重要であった。前年度に造った試作1号機の性能評価を行った結果、水分(SECV 1.00%)、タンパク質(0.57%)、粗脂肪(1.28%)の定量で良好な結果が得られた。(4)ポリエチレン袋に詰められた挽肉のスペクトルを測定する専用の近赤外装置を試作した。スペクトル測定法としてインタラクタンス方式を採用した1号機を設計・試作した。また、不均一試料の平均スペクトルを測定するため、測定ヘッドが複数の測定点に異動してスペクトルを測定する2号機を設計・試作した。試作した試作2号機を別の中課題で使用した。(5)21年度から開始した研究項目である。親機で作成したキャリブレーションモデルが子機に移設できるように、それぞれの分光器の応答特性を合わせる方法を確立するとともにそれを実現するためのソフトウエアを開発した。(6)試作2号機の性能評価を行い、一部改良を施し試作2号機(改良型)を完成させた。完成した試作2号機(改良型)を用い、一般成分、脂肪酸組成の検量モデルを作成した。水分、タンパク質、粗脂肪、ミリスチン酸(C14:0)、パルミチン酸(C16:0)、ステアリン酸(C18:0)、オレイン酸(C18:1)、リノール酸(C18:2)で良好な検量モデルが得られた。(7)現場で使用する簡易型測定装置の子機は時間が経過するにつれてその応答特性が変化し、測定誤差が生じる。それを補正するために、食肉試料のスペクトルに類似した標準試料を作成する必要がある。液体試料、粉末試料を検討し、塩化マグネシウム粉末が食肉と類似のスペクトルを呈することが明らかとなった。(8)挽肉専用のスペクトル測定装置の完成に伴い、定量分析を中心に装置の性能評価を行なった結果、水分、タンパク質、粗脂肪、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、不飽和脂肪酸において当該装置は良好な測定の正確さを示すことが明らかとなった。
予算区分新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
業績(1)食肉用成分測定装置
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030162910
収録データベース研究課題データベース

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