水産物の水溶性及び脂溶性ヒ素の毒性解明とリスク低減技術の開発

水産物の水溶性及び脂溶性ヒ素の毒性解明とリスク低減技術の開発

課題番号2009014172
研究機関名(独)水産大学校,(国)東京薬科大学,(独)水産総合研究センター(中央水産研究所),日油(株)
研究期間2008-2010
年度2009
小課題水産物の水溶性及び脂溶性ヒ素の毒性解明とリスク低減技術の開発
摘要(1)硝酸加熱溶解-HPLC-ICP-MS法により、ジメチルアルシン酸含有ヒ素脂質(DMAA-As-lipid)をDMAAとして、また、トリメチルアルシンオキシド含有ヒ素脂質(TMAO-As-lipid)をTMAOとして迅速に検出できることを明らかにした。(2)ホスファチジルジメチルアルシン酸の合成においては、Streptomyces sp.の他、キャベツやピーナッツ等に由来するホスホリパーゼDを用いて検討したが、いずれにおいても反応は認められなかった。このため、ホスファチジルジメチルアルシン酸については合成を行わないこととし、天然物からこれを精製することとした。また、ヒ素脂質の体内動態を検討する研究として、まず、クロマグロ大トロから抽出された総脂質を合成餌料に添加してマウスに摂食させた。このマウスからの排泄物としては糞および尿を採取し、投与実験終了後にはその生体試料として、肝臓、脳、血液を採取した。(3)微細藻類を用い、無機ヒ素(V)から、水溶性ヒ素化合物および脂溶性ヒ素化合物を合成させることに成功した。これは、この中課題の目的である、両者の代謝的関わりを明らかにする上で大きな成果である。また、この方法を用い、新たな天然脂溶性ヒ素化合物を得ることも可能になり、脂溶性ヒ素化合物研究を推進すると予想される。また、昨年生じた、かつお節だし入り調味料の安全性の問題についても取り組んだ。
予算区分新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030165881
収録データベース研究課題データベース

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