植木・盆栽類の輸出促進に向けた線虫対策及び生産・輸送技術の開発

植木・盆栽類の輸出促進に向けた線虫対策及び生産・輸送技術の開発

課題番号2009014252
研究機関名千葉県農林総合研究センター,(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター,(独)森林総合研究所,埼玉県農林総合研究センター,有限会社ネマテンケン,横浜植木株式会社,千葉県植木生産組合連合会,埼玉県輸出盆栽研究会
研究期間2009-2011
年度2009
小課題植木・盆栽類の輸出促進に向けた線虫対策及び生産・輸送技術の開発
摘要(1)植木の輸出主要樹種における主要な線虫相を明らかにし、データベースの構築につなげた。主要線虫のうち、植物検疫で特に問題となるオオハリセンチュウについては、さらに種構成を明らかにした。また、線虫密度低減技術として栽培期間中の粒剤処理、輸出直前の根洗い及び温湯処理の効果を検証した。さらに、現地で検疫対象線虫を分離するための簡易分離法の開発を行い、特許出願準備中である。EU5か国の検疫実施例を聞き取り調査した。(2)植木類の大型挿し穂による発根が確認され、根量が多いことやその後の生育も順調であることから、早期育成の可能性が示された。また、植木類の根洗い時期は、4月から5月が最も安全に根が再生することが明らかとなった。また養生中は、ポリシートで覆うことで蒸散が抑えられ、根洗後の障害発生を軽減できると考えられた。盆栽類では、根洗いの軽減を行うため、ハンマーによる前処理が有効であることが明らかとなった。また、ゴヨウマツの根の再生を早めるための菌根菌の収集を進めている。(3)輸送中の品質低下が起こる原因は、輸送温度と植木類で根鉢の乾燥であることが示唆されたが、5℃以下で地下部をポリフィルム等で被覆することによって抑制された。また、輸送過程の環境条件及び輸送環境が植物体に及ぼす影響の把握を行うため、植木3樹種、盆栽5樹種をドイツに向けコンテナで輸送し、1か月後の到着時の植物体の形状を調査したところ、根洗いしてピートモスを巻いたイヌツゲを含む全ての供試樹種で品質低下は確認されなかった。(5)現地圃場で生産者による根洗い鉢上げ方法の検討と、ホスチアゼート剤等による線虫防除の効果と薬害を調査した結果、ほとんど薬害は見られず、また一部で薬効が期待できることが示唆された。根洗いは多くの労力が掛かることが分かり、省力化の検討が必要であったが、高圧洗浄では根傷みが多く、特にイヌツゲなどはその後の生育にも影響があった。また盆栽類の薬剤処理及び根洗い処理後の冷蔵処理の影響は、一部で薬害が見られたものの、ほとんどの樹種で特に障害は認められなかった。
予算区分新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030165961
収録データベース研究課題データベース

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