農場の微生物汚染低減を目指した日本型家畜飼養管理システムの開発

農場の微生物汚染低減を目指した日本型家畜飼養管理システムの開発

課題番号2011017581
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2011
研究問題(7) 家畜重要疾病、人獣共通感染症等の防除のための技術の開発
大課題家畜飼養環境における有害要因リスク低減技術の開発
中課題農場の微生物汚染低減を目指した日本型家畜飼養管理システムの開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(7) 家畜重要疾病、人獣共通感染症等の防除のための技術の開発
摘要農場における微生物汚染の低減化と畜舎環境の衛生管理に関する研究に関しては、a)畜舎汚水浄化施設からの飛沫飛散抑制について、有害微生物の飛散は目合1mm、幅2mのネットを曝気槽周囲に設置することで抑制されることを明らかにした。b)畜舎内空間に浮遊している病原体が付着したエアロゾル抑制技術の開発に向け、エアロゾルの光学的性質を利用して、レーザー光の散乱からエアロゾル濃度を低コストで簡易に測定する機器を試作した。c)生物脱臭装置からの飛散微生物を評価するため、一般細菌を指標として脱臭装置流入・流出ガス中微生物の捕集及び培養方法を確立した。d)マイクロプレート上で堆肥中の大腸菌数を発色で計測する多検体処理手法を考案した。既存の培養手法と検出精度を比較したところ、ほぼ1オーダー以内の計数値におさまり、実用性があることを明らかにした。e)牛呼吸器病及び豚消化器病病原体の農場内生態については、牛の肺炎原因菌であるMannheimia haemolyticaが多くの薬剤において耐性化傾向が認められたが、コリスチンとセフェム系薬剤には耐性株は認められなかった。豚の下痢原因ウイルスであるロタウイルスにおいては、国内1養豚場で約1年間に4回流行発生した哺乳豚下痢に関与した豚A群ロタウイルスが遺伝学的に多様であり、この多様性は外部からの株の侵入に加え、農場内での株間の遺伝子再集合によっても獲得されている可能性を示した。 このほか、赤外線サーモグラム測定のための基礎実験を牛で行った結果、測定条件を一定にすれば再現性は良いこと、サーモグラムの測定数値は測定距離に大きく影響されること、無毛の皮膚が露出した箇所は温度が高いこと、牛の体表温度は臀部と頭部が高く、腰部、胸部、四肢の順に低くなることを明らかにした。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,動衛研,病態
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,畜産環境
協力分担関係千葉県畜産総合研究センター
太平洋セメント
小野田化学
茨城県南家畜保健衛生所
オリオン機械
デラバル
神戸大学
筑波大学
NEC Avio社
予算区分技会交付金研究 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 委託プロ[リスク低減プロ] その他
業績(1)Mutation in the cytoplasmic retrieval signal of porcine epidemic diarrhea virus spike (S) protein is responsible for enhanced fusion activity
(2)Genetic diversity of group A rotaviruses associated with repeated outbreaks of diarrhea in a farrow-to-finish farm: identification of a porcine rotavirus strain bearing a novel VP7 genotype, G26
(3)Gas emission rate and air quality of a Japanese open type pig house with natural ventilation
(4)Plasmid-mediated florfenicol resistance in Mannhemia haemolytica isolated from cattle
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030166833
収録データベース研究課題データベース

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