アルボウイルス感染症等の亜熱帯地域に多発する疾病の防除法の開発

アルボウイルス感染症等の亜熱帯地域に多発する疾病の防除法の開発

課題番号2011017584
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2011
研究問題(7) 家畜重要疾病、人獣共通感染症等の防除のための技術の開発
大課題大型酪農・畜産施設地帯に常在する複合感染症の防除技術の高度化
中課題アルボウイルス感染症等の亜熱帯地域に多発する疾病の防除法の開発
大項目食料安定供給のための研究開発
中項目(7) 家畜重要疾病、人獣共通感染症等の防除のための技術の開発
摘要亜熱帯地域に多発する疾病研究に関しては、a)新規アルボウイルスの遺伝学的探索については、正確なアルボウイルス感染症診断において問題となりうる要素を排除し、今後の不明疾病発生に備えるため、ヌカカ等の吸血性節足動物が保有・媒介するウイルスについてRDV法(Rapid determination system of viral RNA/DNA sequences)を基にした分子生物学的手法により網羅的に探索した。その結果、これまで知られていなかったラブドウイルス科エフェメロウイルス属及びレオウイルス科オルビウイルス属に分類される新種のウイルスが2003〜2005年の間に国内に侵入していたことが判明した。b)アカバネウイルスの特異遺伝子の検出法の改良において、アカバネウイルスとその近縁の牛異常産関連オルソブニヤウイルスについて、PCR産物の塩基配列を解析することなく、アカバネ、アイノ及びピートンウイルスをより簡便かつ迅速に判別できるマルチプレックスRT-PCR法を開発した。c)平成23年に中国・四国地方で発生した牛脳脊髄炎症例から分離されたアカバネウイルス株の遺伝学的性状及び抗原性状を調べた結果、本株は平成18年に九州地方で同様の症例から分離された株と同一の性状を有することを明らかにした。d)ウシヌカカCulicoides oxystomaのミトコンドリア遺伝子に基づく系統樹解析を行って、東南アジア(ベトナム及びフィリピン)に生息する個体群と東アジア(日本及び韓国)に生息する個体群との間に遺伝的類縁関係があることをつきとめた。e)ウエストナイルウイルスを吸血により感染させたヒトスジシマカを経時的に採取し、蚊虫体各部を材料に定量RT-PCRを試みたところ、唾液腺の存在する胸部では吸血後16日目以降にウイルス遺伝子が検出されることを示した。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,動衛研,温暖地疾病
協力分担関係沖縄県家畜衛生試験場
国立感染症研究所
総合研究大学院大学
予算区分技会交付金研究 委託プロ[鳥インフル・BSE・口蹄疫プロ] 委託プロ[光応答プロ] 技会・その他 文科省[科研費] 文科省・JST競争的資金
業績(1)牛異常産関連オルソブニヤウイルス検出用マルチプレックスRT-PCRの開発
(2)第14回九州・山口・沖縄病理事例研修会(九州支所ー2010)における症例
(3)RNA splicing in a new rhabdovirus from Culex mosquitoes
(4)Neuropathological characteristics of cattle infected with akabane virus
(5)Genetic and phylogenetic characterization of genome segments 2 and 6 of bluetongue virus isolates in Japan from 1985 through 2008
(6)Detection of Culicoides brevitarsis Activity in Kyushu
(7)Characterization of Akabane virus isolated from cattle that showed neurological symptoms
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030166836
収録データベース研究課題データベース

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