災害リスクを考慮した農業水利施設の長期安全対策技術の開発

災害リスクを考慮した農業水利施設の長期安全対策技術の開発

課題番号2011017617
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2011
研究問題(2)農村地域の国土保全機能の向上と防災・減災技術の開発
大課題災害リスクを考慮した農業水利施設の長期安全対策技術の開発
中課題災害リスクを考慮した農業水利施設の長期安全対策技術の開発
大項目地域資源活用のための研究開発
中項目(1) 農村における施設・地域資源の維持管理技術の開発
摘要影響度評価を導入した照査手法に関しては、a)ダム模型の振動実験により破壊に至る挙動分析を行い、限界状態に至る現象(引張亀裂、すべり、鉛直方向変位)を抽出し、指標値(鉛直変位)を選定した。また、地震時に堤体に作用する動水圧を振動実験により検証し、有限要素法による作用因子(入力加速度)と指標値(鉛直変位)の関係を検討した。b)室内実験や現地試験から土嚢積層システムの設計手法を開発し、人力主体でも構築できる補強対策技術として取りまとめた。また、ため池堤体土の強度のばらつきを推定可能な原位置せん断試験法については、室内模型実験により、堤体強度(粘着力と内部摩擦角)を推定する手法、及び低コストかつ簡便なため池の豪雨対策のための工法を開発した。c)地震被害が集中するパイプラインの曲り管部を対象とした振動模型実験により、地震時の挙動を解明した。また、破壊状態を予測する照査手法の開発に着手した。 農村地域に広がる施設群全体のリスク評価技術に関しては、被災解析プラットフォームを作成し、モデル地区のリスク評価計算を実施し、その結果を分析して被災解析モデルを改良した。Webを用いた地震・津波被害のアンケート調査を実施しCVM(仮想評価法)を利用した間接被害の算定方法を検証した。 このほか、東日本大震災を受けて、a)平成24年度計画のため池の大規模実証試験を先行して実施した。室内実験により求めた簡易な現位置調査法と決壊確率算定手法を実際のため池に適用し、堤体強度のばらつきを調査するとともに、洪水発生時の決壊確率の算定を行った。b)ため池・パイプラインにかかる被災状況の調査・分析、二次災害防止対策や今後の施設設計上の配慮事項を分析・整理し取りまとめた。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,施設工学
協力分担関係クイーンズ大学(カナダ)
成功大学・工学部
東京大学・農学部
農林水産省北陸農政局土地改良技術事務所
石川県農林水産部
(社)地域環境整備センター
予算区分技会交付金研究 文科省[科研費] その他
業績(1)個別要素法による埋設管路の水平載荷時挙動解析
(2)動的有効応力解析によるフィルダムを対象とした液状化解析
(3)平成23年(2011年) 東北地方太平洋沖地震による利根川下流沿岸域の用排水路等の被害と特徴
(4)平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震によるため池の被災
(5)平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による国営隈戸川農業水利事業における農業用パイプラインの被災と復旧
(6)平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による国営農業用フィルダムの被害
(7)リアルタイムで防災情報を提供する「ため池防災情報配信システム」
(8)地震・洪水に強く、人力主体で施工できる盛土の補強技術
(9)Efficient Electromagnetic Imaging of an Artificial Infiltration Process in the Vadose Zone Using Cross- Borehole Radar
(10)ライフサイクルコストを用いたため池の豪雨対策の選定手法
(11)施工過程を考慮した埋設パイプの数値解析
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030166869
収録データベース研究課題データベース

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