農作業の安全に資する農業機械の開発及び評価試験の高度化

農作業の安全に資する農業機械の開発及び評価試験の高度化

課題番号2011017624
研究機関名農業・食品産業技術総合研究機構
研究期間2011-2015
年度2011
研究問題農業機械の促進に関する業務の促進
大課題農作業の安全に資する農業機械の開発及び評価試験の高度化
中課題農作業の安全に資する農業機械の開発及び評価試験の高度化
大項目農業機械の促進に関する業務の促進
中項目農業機械の促進に関する業務の促進
摘要農作業の安全性の向上と作業者の健康障害の防止に資する農業機械・装置の開発に関して、片ブレーキ防止装置では、片ブレーキの使用実態や事故調査関係法令に基づき、 開発装置のコンセプトを構築し、ブレーキ操作用のペダルをもつ方式、簡単な操作でその都度連結を解除できる方式などの複数方式の防止装置を設計・試作した。手こぎ部の緊急即時停止装置では、手こぎ作業の実態と事故状況、安全規格等を調査し、挟まれた手がこぎ胴に達する前にフィードチェーンを即時停止する機構を検討し、停止ボタンの回路方式や設置位置等の開発装置の要件をまとめ、装置を試作した。作業者判別技術では、危険部への巻き込まれの未然防止に向けて検出距離延長を図るため、基礎試験装置によりセンサ取付け位置・検出可能距離の検討結果を踏まえて、磁心コイルの試作を行った。農作業事故のリスク低減に関する研究では、主要な農業機械に対する性能面、安全面、快適面等の不満点や、回避できない危険作業、実際の危険行動事例等についてアンケートおよび現地調査を行い、乗用機械のステップや操作系統の配置、刈払機の刈刃即時停止等安全上の対策項目を抽出、整理した。 高齢者、女性就農者等の作業負担の軽減に資する農業機械・装置の開発に関して、装着型農作業アシスト装置では、試作機の腰部にアシスト力調節機構を付加し、装着者の体格や作業姿勢に対してアシスト力を調節するなど、適応性を高めた機構を設計した。摘果作業を軽減する省力化装置では、1果そう内の複数果柄を1度の動作で同時に切断しつつ、1果実を残すことができるナシ摘果用エンドエフェクタと棚面の果そうにエンドエフェクタを接近させることができる棚下用マニピュレータを試作した。栽植状態のナシ園において摘果試験を行った結果、高い分離・摘果成功率で摘果が可能であり、基本性能を把握した。 農業機械・装置の安全性や取扱性の向上に係る計測・評価試験手法の高度化に関して、安全標識・操作表示の認識性向上と共通化に資する基礎的研究では、メーカー、機種ごとの乗用型トラクターの安全標識や操作表示を分類・整理し、一目で認識できる必要があるものを選定した。ブタンガス等新たな燃料を利用した農業機械の安全性評価法の調査では、農業機械での事故事例がなかったため、屋外等での使用を想定した事故現象を抽出し、直射日光の影響や運転中の配管温度を調査した結果、直射日光を受けないよう日よけの必要性を明らかにし、評価基準策定の見通しを得た。乗用トラクター及び刈払機に係わる事故の詳細調査では、道県の事故詳細調査協力先を選定し、必要な項目等をもとに機種別の調査票を作成するとともに、乗用トラクターと刈払機の事故詳細調査に適用する分析手法を検討し、有効性の確認と、一部事故の詳細分析を行った。
研究分担(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生研センター,評価試験部
予算区分技会交付金研究
業績(1)農作業安全教育コンピュータソフトウェアの開発 −第2報 乗用トラクタでの春の耕うん作業編の制作
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030166876
収録データベース研究課題データベース

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