天北地域における干ばつ被害予測を考慮した適正草種導入区分図による良質粗飼料生産

天北地域における干ばつ被害予測を考慮した適正草種導入区分図による良質粗飼料生産

県名北海道
研究機関名地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H21〜23
年度2010
概要(1)試験目的:干ばつ被害が頻発する天北地域において良質粗飼料の安定的生産に寄与するために、地域による干ばつ被害や各草種の耐干性を明確にするとともに、気象と土壌に関する既往の成果と併せて各草種の地域に対応した栽培適性を評価して地図化する。 (2)試験方法 (a)牧草に対する干ばつ被害調査とその予測 天北地方の各地点において、2番草生育時期(6月下旬〜7月下旬)に少雨であった2007年と多雨であった2009年の乾物収量から乾物収量指数(2007年/2009年)を算出し、それと土壌各層の物理性との関係を解析。 (b)耐干性の草種間差異の解明 チモシー(TY)とオーチャードグラス(OG)各草地へ、5月下旬に地下茎型牧草であるリードカナリーグラス(RCG)を混植。6月の1番草刈取後から9月まで雨除けビニルを設置し、無かん水区とかん水区(目 標値:pF1.8)を設定。期間中TYは2番草、OGは2、3番草を刈取。 (c)適正草種導入区分図の作成と導入効果 現地圃場において既往の技術の有効性を実証するために、浜頓別町内のTMRセンター2圃場(OG圃場1、TY圃場1いずれも年間3回刈り)において標準施肥量で管理した区(標準区)と農家慣行の施肥区(慣行区)を設定し、栽培試験を実施。 (3)試験結果:(a)少雨年の乾物収量指数と各層の土壌物理性との関係は判然としなかった。ただし、同指数と20-40cm、40-60cm層の透水係数や40-60cmの気相率との間には有意な正の相関が示された。(b)無かん水区におけるOGのRCG等を含めた全乾物収量は、2番草でかん水区の89%であったが、3番草では57%と大きく低下した。しかし、両番草とも地下部も含めRCGの侵入はほとんど認められなかった。これに対してTY2番草は無かん水区ではOG同様低下したが(全乾物収量で83%、TY収量で63%)、TYではRCGの侵入が増大した。これは地下部のRCG割合が高いのと対応していた。(c)両圃場とも標準区は慣行区に比べ収量、草丈ともに高かった。また、主要草種の割合も概ね標準区が良好で、この傾向は特にTY草地において顕著に見られた。
研究分担天北支場 地域技術グループ
予算区分道単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030167077
収録データベース研究課題データベース

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