白神微生物の産業利用に関する研究

白神微生物の産業利用に関する研究

県名秋田県
研究機関名秋田県農林水産技術センター総合食品研究所
課題種別試験研究課題
研究期間継H20〜22
年度2010
概要目的:これまでの10年間に行ってきた白神微生物研究により、製パン用酵母白神こだま酵母など4種の特許微生物が開発され、3株が実用化されている。この他、分離保存している微生物は14000株に上る。これら微生物を活用した製品開発を行う。 成果: 白神こだま酵母の多次元利用では、白神乳酸菌3138aCとの併用で八峰町のどぶろく特区での濁酒製造が開始された。また、そば粉を白神乳酸菌「作々楽」発酵液を混合し、発酵させたそば菓子の製造・販売が始まった。さらに、昨年度共同開発した新規調味料「白神塩もろみ」を使用した種々の試作品が開発されるとともに、本資材を使用する利用組合が設立された。本資材は、豚肉加工品での活用も検討し、良好な熟成結果が得られた。保存株の特性解析及び実用化では糖セレブロシド蓄積株の実用化に関して、より高い蓄積株取得のため培養後期蓄積株の選抜を行ったところ、1株が取得された。環境保全微生物群の選抜では、微生物2群を選抜し、能代市産のゼオライトに固定化した乾燥体を用いて、能代市コンポスト見なおし隊で実証試験を行ったところ良好なコンポスト製造が確認された。   乳酸菌保存株の特性解析では物質生産性に特徴のある乳酸菌のスクリーニングを行い、曳糸性を示す14株を取得した。この中で3117C株は強い酸生産性を示し、ゴム状で固い皮膜のような黄色いコロニーを形成する桿菌であった。特許微生物であるパエニダーゼ生産菌については、培地成分の違いによるパエニダーゼ阻害物質(パエニチン)の生産性では、現在入手可能な酵母エキスと既存の牛肉エキスを用いてパエニダーゼ阻害物質の生産性を検討した。その結果、酵母エキスでは菌の増殖には問題は無いが、阻害物質の生産性が低い傾向が認められた。今後、各種培地を用いて阻害物質生産性の向上を検討する必要がある。また、各種クロマトグラフィーを用いて、パエニチンの精製条件を検討した。
研究分担応用発酵・酵素・微生物
予算区分県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030168523
収録データベース研究課題データベース

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