品種・母本の遺伝子データベース構築による果樹育種の効率化

品種・母本の遺伝子データベース構築による果樹育種の効率化

県名福島県
研究機関名福島県農業総合センター
課題種別試験研究課題
研究期間継H18〜H22
年度2010
概要目的:遺伝形質の品種ごとのグラフィカルデーターベースを構築し、育種目標実現確率の高い交雑組合せ選定の効率化を図る。 成果:(1)モモ栽培形質や果実形質と関連したDNAマーカーの探索 (1)Helix Treeソフトによる解析で、形質とマーカーとの関連を検討したところ、果肉色、酸味および花粉稔性を判別するマーカーが得られた。 (2)葯培養とウイルスベクター技術を用いたリンゴ新育種システム構築 (1)リンゴ「千秋」の葯培養に由来する「92P3」「95P5」「95P6」等の6系統が開花し、そのうち3個体が花粉稔性を有し、3個体で胚珠側の稔性を確認できた。これらの個体は、すべて「千秋」の花粉に由来する二倍体の完全ホモ個体(ダブルハプロイド(DH))であることを確認した。早期開花性および樹勢において優れた特性が認められたため「リンゴ中間母本95P6」として登録申請した。 (2)2倍体品種とDHの交配として「Prima」×「95P6」、「ゴールデンデリシャス」×「95P6」および「ひめかみ」×「95P2」の3組合せでそれぞれ198、153および70個体の交雑実生を育成した。また、γ線を照射した「95P6」を花粉親として「国光」との交雑実生を10個体育成した。 (3)DNAマーカーを利用した品種判定および親子判定法の開発 (1)モモ、ナシおよびブドウについて、葉からSSRマーカーを利用した品種判別と親子判別が可能であることが確認できた。ブドウでは一部判別することができなかった加工品(ゼリー)が存在したが、モモとブドウで大半を判別することができた。また、モモとブドウについて遺伝子型データベースを作成した。 (4)ナシ黒星病抵抗性品種を判別するDNAマーカーの探索 (1)交雑育種により黒星病抵抗性を有する後代を得た。接種検定により、黒星病抵抗性遺伝子の後代への遺伝様式を確認した。また、黒星病抵抗性を有し、果実品質が良好な実生を7個体選抜し、その中の2個体を注目候補系統とした。
研究分担果樹研究所
予算区分県単
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030168789
収録データベース研究課題データベース

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