有用貝類資源形成機構調査

有用貝類資源形成機構調査

県名愛知県
研究機関名愛知県水産試験場
課題種別試験研究課題
研究期間継H19〜
年度2010
概要[研究の背景・目的]  本県のアサリ資源維持・増大策としては,河口干潟に大量に発生した稚貝を漁場に移植することに大きく依存している。しかし,河口干潟は環境特性上,出水や貧酸素水塊の影響を受けやすいため,大量斃死などにより稚貝を安定的に利用できない場合がある。このようなリスク分散のためには,漁場として利用されている前浜干潟域での天然稚貝の発生を高め湾全体での稚貝供給能力を高めることが重要である。また,稚貝着底後生残・成長や親貝の産卵に影響を及ぼす餌料等の環境条件についても重要な課題とされている。  そこで本課題では,稚貝発生が少ない前浜干潟域の稚貝発生に係る流動環境の解析と漁場空間の評価を行い,稚貝発生量を増大させる方策を検討,実証する。また,干潟上の藻類量とアサリ成長等を調査し,餌料環境を評価する。 [本年度の目標] ・一色干潟で稚貝発生量を増大させる方策を検討,実施し,流動環境の変化を評価し,稚貝の着底状況と生残状況への影響を明らかにする。 ・アサリの飼育試験を秋と春の産卵盛期に実施し,アサリの成長・成熟とクロロフィル量・流動環境を観測し,アサリの成長・成熟と餌料環境の関係を評価する。 [結果の概要] ・6月22日に稚貝発生量を増大させる方策として一色干潟上に緩流施設を設置した。流動環境調査と稚貝発生状況調査を7月13日から開始し,9月7日まで計4回実施した結果,流動緩流施設内ではアオノリが繁茂した時に流速の減衰が観測され,同時期に加入した稚貝コホートについては緩流施設内で分布密度が高い傾向にあった。 ・8月から10月にかけて吉田漁協と東幡豆漁協の地先において,カゴを用いて現地飼育試験と同時に測器によるクロロフィルの連続測定と流動環境調査を実施した。クロロフィル量については両海域で大きな差は見られなかったが,流速は東幡豆漁協地先の方が強いため,餌料フラックスが高く餌料環境に優れていると考えられた。 [事業を進める上での課題・問題点] ・緩流施設による減衰効果は限定的な水深でしか認められなかった。 ・データ欠測の原因となる測器へのフジツボ等生物の付着。
研究分担栽培漁業グループ
予算区分受託(独立行政法人)
業績(1)有用貝類資源形成機構調査
(2)矢作川河口におけるアサリ稚貝資源の動向
(3)ツメタガイの移動能力について(短報)
パーマリンクhttps://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3030171519
収録データベース研究課題データベース

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